数多くの構造部材から
一個の全体にまとめあげることによって
テンセグリティは生まれなかった。
構造の英知は、圧縮力の固有性からの逸脱から生まれている。
圧縮材を連続させない原理の発見は
中心的な支柱の排除から始まったのである。
テンセグリティ構造ほど
圧縮材を断片化した可視的な構造は存在しない。
真の構造の強度は
中心的な支柱の排除から始まったのである。
思考の表裏
ジオデシック多面体を
無限に分割していくと球に見えるだろう。
つまり球は存在しない。
分割と統合は思考の表裏だ。
手袋について
手袋は左右2つ同時に必要だが
非同時的に4つの手袋が存在する。
表裏はつねに非同時的に
内部と外部に変換される。
グランチの手先も4種類存在する。
ミクロビオティック
より長く生きる時間を必要とすると
長寿食(=マクロビオティック)になる。
しかし、近くのスーパーには
セシウム入りの短命食材(=ミクロビオティック)しか販売していない。
時間はいよいよハイコストになった。
自己放棄
形態美を放棄した
シナジェティクスモデルは
まだ自己の反映物なのである。
信念や規律
あるいはそれらの断片をも
放棄することがなければ
シナジェティクスには
どんな真実もない。
動的秩序
揺れ動く社会を忌み嫌い
静的な固体的な安定を求める願望こそは
無秩序の原因なのである。
テンセグリティの構造安定性を形成する
振動こそは
グランチが忌み嫌う動的秩序なのである。
より重要な部分を何一つ存在させないその秩序は
防御すべき中心をけっして所有しない。
テンセグリティは
本質的にアナーキー(an-archi=主たる存在がない)である。
メディア
真実には敵が多いから
嘘には味方が多い。
メディアは
味方が多い側にある。
彼らの株主にとって
多数決は収益を上げるための
最大の味方である。
創造的教育
より個性的になるために
何らかの欠点が与えられるように
より創造的に見せたいがために
さらにその個性に自惚れが与えられる。
創造性は教育が絶えず再生産する幻影だ。
アウトサイダー&インサイダー
自分を外部から観る方法の探査こそ
よりアウトサイダーにすると同時に、
包括的にかつ相補的に
自分を内部から観る方法を探査できる
インサイダーにするだろう。
張力的飛躍
自重で変形しているのが分かる
ゴム紐や釣糸を使ったテンセグリティが、
美しく見えることはない。
最適な張力を利用した
構造には飛躍がある。
科学的に飛躍したテンセグリティは
制作可能であるが
大きさにかかわらず
ほとんど存在していないのは
不完全なエンジニアリングではなく
メタフィジックスの欠如からだ。
