クロノファイル

クロノファイルとは
あらゆるタイプの<消しゴム>を使用しない
思考の出来事のすべての履歴である。
20世紀のアプリでは<消しゴム>の代わりに
ハイパー言語とレイヤーが発明された。
クロノファイルは
レイヤー毎に保存された
試行錯誤(=絶えざる間違い)の時間順序(chronology)である。
もっとも身近な
この神秘な現象の履歴こそ
あらゆるタイプの<消しゴム>を受容しなかった行為であるが
ほとんどの子どもは10歳までの教育組織によって
この単純なデフォルトが優先的に変更され
非選択的にされるのである。
自己教育の方法においてもそれはほとんど変わらない。

続)消しゴム

試行錯誤の過程で生まれる
あらゆる間違いを初期化するための
あらゆるタイプの<消しゴム>が
考案され使用されてきた。
生活費を稼ぐために習得する
この初歩的な詐欺師の習慣こそ
すべての科学的な発明と発見を妨げている。

消しゴム

間違いから学ぶ時間と学ぶ手段を
思考する経験がなければ
失敗の履歴まで削除する習慣が生まれる。
この初期化の習慣こそ
間違いを<消しゴム>で消す
子どもの時からの学習方法から生まれている。

軌道

知識にはそれぞれ回転する複数の軌道がある。
観察者がどの位置にいるかを識るための知識なしでは
異なった軌道を相互に移動できない。
それは子どもが実験から学ぶべき
重要な最初の知識に違いない。

贈与経済

21世紀になって贈与経済学者がすっかりいなくなったのは
世界経済の過半数が贈与で動いている事実を隠蔽するために
IMF(国際通貨基金)加盟国の政府が
贈与経済を研究すると研究費を支給しなかったからだ。
たとえば復興バブル(19兆円)も
21世紀を代表する本質的な贈与経済である。
贈与の目的は諸問題を解決するのではなく
価値生産の手段を持てないように
金銭で金銭を稼ぐ人々の世界観を
贈与(ほとんどは融資という見せかけの収支)によって拡張し
絶えざる贈与によってより支配することである。

続)相似について

互いに似るその方法が社会でどの程度確立されているかは
同じ知識がある大人たちが
学校や家庭で子どもたちを
より被爆させる<暗黙の集団性>で判断できるだろう。
退屈な社会では
人々はより短命な群れに適応していく。

相似について

貧乏人は金持ちに憧れている。
金持ちはより金持ちの真似をしたい。
金持ちになる欲望が
互いに似る方法を作り出している。
こうして格差社会には
退屈さの格差がなくなるのである。