破壊の方法

問題を発見する人とそれを解決する人が
同じ人である必要はない。
しかし、問題を解決できる人もその問題を発見する人も
それまでの概念を破壊する試みから導かれるのである。
破壊の方法に関する包括的なメタフィジックスは
シナジェティクス以外にはほとんど存在しない。

理想

貧乏になった理由は
金持ちになった人にも理解できるが
金持ちになる秘訣は
貧乏しなかった人には実践できない。
平和に暮らす方法に対して
貧乏になった人にも
金持ちになった人にも想像できないほど
無関心に暮らすには
最初にお金が必要になるなら
この世はすでに理想的にできている。

秋雨

<ひと雨ごとに秋がやってくる>
はずだが、このまま雨がほとんど降らないなら
広葉樹が温度差で紅葉する余裕が失われ
秋らしさがほとんどないまま
いきなり冬が来ることもあるだろう。
今頃よく見かけるカマキリの産卵場所や蜂の巣の位置から
雪に埋もれない高さの予知能力を
彼らに期待するのは誤りである。
森の倒木から得られる薪を
どんなに燃しても二酸化炭素の増加にはならないが
いまからかなりの薪を準備しなくてはならない。
秋までの薪の備蓄量でその住人の気象予測能力が分かる。

カボチャ

夕暮れの畑のそばで焚火がしたくなるのは
陰干しで長く乾燥させたカボチャを
そろそろ丸焼きできる季節がやってきたからだ。
夏が暑く雨が少ないと
どんなカボチャも栗カボチャのように
甘くておいしくなる。
しかし、
この極上のカボチャをどんなに貯蔵しても年末までで
本当に寒い冬は越せない。
低温で彼らは腐敗していくのだ。
春が来る前に種子を大地に拡散するために。

気象予報

低気圧と高気圧
そして偏西風で
天気を予測する学習は
退屈すぎるだけでなく
非現実的だ。
ダイナミックな気象の変動は
つねに太陽がもたらしている。
X線とガンマ線による被曝や
電力網が停止する可能性がある
太陽のフレア時の予報がないのは
人類の気象学ではないだろう。
これまでの天気予報は
激しい<宇宙気象>の部分でしかない。

概念の沈黙

未知な自然の原理の一つを発見するには
ただひとり社会的行動様式の枠をつねに超越する実験に
何度も挑戦しなければならない。
その挑戦のほとんどは
昨日までの失敗を支えた諸概念を
いかに沈黙させるかである。

続2)アップル敗訴

しかし、アップルが敗訴したのは
日本の資本主義に対してだけである。
日本の資本主義の隠れた指導者であり、
同時に閉鎖的社会を維持する特殊な官僚システムは、
特殊な記号言語のテクノロジーを形成してきた。
何も発明しないでも
ビジネスを維持できるテクノロジーを独占するために。

続)アップル敗訴

日本の航空機産業や原子力産業、
そして電子産業などにおいては
設計者に科学指導者としての権限ががない。
たとえば、国産のスマートフォンにおいては
ビジネスをより独占する戦略についての経営指導部は存在するが、
その設計に関して、一人の設計者が同時に計画立案者であり
指導者であるようなシステムをけっして採用しない。
権力と責任が、言い換えるならば最高決定権が
すべてその設計者になければならないという概念は
そもそも存在しないのである。
科学技術者は経済システムへの適者生存者以上ではないのである。

アップル敗訴

アップルが提訴した特許侵害の裁判は
カリフォルニアとソウルでは勝訴したはずだが
日本では敗訴した。
日本の法律言語システムが
まだ世界と統一されていない可能性が高いだけではなく
日本権力構造が支配する不平等性がある。
放射性に関する日本版の法律記号言語システムでさえ
国内で統一できなかったのだから。
iphoneやipadの記号言語は
日本の法律言語システムよりも少なくとも半世紀は先行する
テクノロジーに属する。

WEBデザイナー

私のスタジオの天井から吊してある
つねに風の流れに沿って
ゆっくり回転している
アルミ合金製の球状テンセグリティに
蜘蛛はしばしば巣を張る。
これほど安定したWEBはないだろう。
彼らは、WEBつまり
ハイパーリンクによる情報網の物理的デザインに関して
圧倒的な先駆者だ。
部分的な破損を全体的な破壊にまで連鎖させない
ネットワークデザインの。