分析は一種の破壊なので
比較的簡単にできるが
統合することがより困難なのは
より思考するエネルギーだけではなく
発見が必要だからだ。
原子核物理学は大きな原子を壊して
小さな原子をつくることには成功したが、
エネルギー自体から
自然に存在しない元素を創ることに
まだ成功していないだけではなく、
もっとも原子量の少ない水素を
創ることさえできていない。
すべての元素を
もっとも簡単な水素から作る方法を
知るだけではなく
実践できたのは
宇宙だけである。
統合性(integrity)
放射性の反対称的な概念は
統合性(integrity)である。
うぬぼれから
ある種の放射性物質は
人工的に生成できると思っている。
統合性が
つねに非物質化された
自然に属するならば、
われわれの知識に
もっとも不足し
失われたのは、
この生得的な
統合性(=誠実さ)かもしれない。
化学物質
世界で初めて化学物質の危険性を告発したのが
1962年の『沈黙の春』を著した
一人の女性生物学者だったならば、
世界で初めて放射性物質の危険性を
病理学的に証明した
1945年以後の数十万人の被曝者たちは報われない。
放射性物質は
明白な化学物質である。
アプリ
生くべき時と
生くべき場所を
奪いながら
死すべき時を知らせないシステムに
黙々と税金を払う人々に
放射性物質は容赦なく蓄積されはじめた。
システムにとって彼らは
優れたアプリなのだろうか。
実用的支配と除染のための。
医療保障
ヒロシマ以後
地球の放射性元素は
すべて権力構造が所有してきた。
そして、
あらゆる病理学の中で
被曝に関する研究はもっとも探求され
放射線を用いたがん治療と画像診断技術は進んだが
被曝治療ができる放射線治療専門医の教育は
被爆国でもっとも遅れている。
被曝の実態が知られるだけではなく
その原因がわかれば、
膨大な医療保障を
何世代も継続しなければならないからだ。
被曝奴隷に対する定期検診だけは
ふたたび無料であるのは自明である。
(続)疎開
21世紀の疎開とは
安全な場所への避難に見せかけた
軍事訓練である。
身分証明の不要な被災者にすれば
もっとも安上がりな生活支援が兼用できる。
(続)脱獄のすすめ
脱獄の概念から
概念からの脱獄は
生まれない。
脱獄のすすめ
ガイガーカウンターによる
測定数値が疑わしいのは
測定方法の定義や国家の虚偽だけではない。
極度の放射性のせいで
測定装置が壊れている場合がある。
保険屋の保険、スパイのスパイなどは無数にあるが
測定方法や測定装置そのものを市民が検査できる
生命のための法律はない。
概念は何世紀も前から牢獄に入れられていたので
緊急時に脱獄できても
何をしてもすぐには役に立たない。
しかし、いまを生きるなら
場からの脱出だけではなく
概念からの脱獄なのだ。
洗脳力とは
汚染された牛もブタも野菜も
みんな一緒に出荷されるが
人間だけを
生きるためにその場に留まらせている力。
生得的なメカニズムには
関係しないだろう。
(続)完全食
食品に放射性物質という
無数の見えない地雷が埋め込まれている。
農奴は解放されていなかった。
自由を求めて移動するゲリラ戦には
玄米食が最適である。
放射性物質を排出する機能もある。
