完全食

嘘つきどうしの生活支援システムによって
残留放射性は拡散し、
体内で濃縮されていくまえに
この21世紀の内戦に参加する方法は
長期的に生活支援食品をいっさい拒否できるように
玄米食による菜食に替えて
自己変革力を向上させなければならない。
玄米食は緊急時における唯一の完全食である。

幻想

「恋愛は二人で愚かになる」ことだが
原発爆発事故では国家単位で愚かになる。
どちらにも
幻想が生み出す異なった現実が待っている。
前者からは人口増加が
後者からは人口減少が引き起こされる。

非同時的な死

人間は無数に生まれるが
それぞれは一度しか死ぬことができない。
同時的に今を共有するために。
放射性物質のせいで
無数の人々が
個別にゆっくりと
非同時的に死ぬ未来は
統計的に計算できる。
これは科学的な思考だが
国家はその未来と原因に対しては
反社会的な行為を続けている。
非同時的な死を
互いにけっして共有させないように。

大気圏内被曝

節電は原子力・ムラが企てる反エネルギー革命だ。
GHQが指導した農奴解放と財閥解体以来の
原子力・ムラの解体そのものが
日本人という国境線の中の出来事ではなく
互いに遠隔に生活する個人が担うべき
最初のエネルギー革命だ。
大気圏内被曝という
生命の種族維持目的への
長期的な破壊と引き替えに。

局所的思考

外部被曝も内部被爆も
人間の独自な主観的で
局所的視点から生まれている。
生命のすべての被曝は
大気圏内被曝しか存在しない。
もしも
太陽系という外部から
地球を観察できるなら。

復興計画とは

被災した農地を
野菜と畜産の「団地」に集約し、
塩害で不可能になった
稲作からの短期転換を口実に
農地や漁業権を徹底的に奪い
穀物輸入国になることである。
新たな構造協議が最優先で始動している。

非常事態

最古の津波と地震は
明らかに人類の起源よりも先行しているが
非常事態は自然科学の対象ではなかった。
さらに、
非常事態の定義と判断は
議会でも決まらなかった。

逃亡するために

人間の絆が崩壊しているのは
放射エネルギーが原因ではない。
生き残るために
被爆地から避難するエネルギーよりも
お金のために自由から逃亡するエネルギーが
より優位に置かれていたからだ。

被災ユートピア

国家はいまや被災ユートピアをでっち上げた。
生活支援のために
被曝商品の国内流通を拡大し、
さらにその輸出国になれるように。
どんな資本主義も
これ以上の腐敗を物質化できなかっただろう。

絶縁体

エコロジーの闘いは
可視的な緑の段階で始終してきた。
たとえ、やがてすべての原発の廃炉が雑草で覆われたとしても
エコロジーから絶縁した
不可視の権力構造があるかぎり
エコロジーはけっして乗り越えられない。