科学者は核分裂反応を発見し、
その生成物に名前を付けるが、
それを食べるなとは言ってくれない。
核分裂反応は
生命反応よりも
魅力的な幻想に満ちているのだろうか。
実験
自分のことばかり考えるとバカになる
人体実験は終わった。
次は、自分のことばかり考えると
被曝する人体実験がはじまった。
生産者も消費者も新しい実験が好きだ。
兵器産業(放射線医学も含む)は
歴史上最大規模の実験データを無料で入手している。
絶対時間
学校で間違ったことを教えられると
それを打ち消すには
5倍以上の学習時間が必要になる。
移転しない学校で被曝すると
それを打ち消すには
こどもの人生は短すぎる。
主観的
この情況に楽観的か、悲観的かは
まだ主観的だ。
怒りさえ、時間が鎮静化するだろう。
絶望こそ、
客観的行動のための初期設定だ。
絶縁国家
独立国家の中でも民主化が最も困難なのは、
明らかに日本国である。
これほどの放射線量でも暴動を起こさないで
静かに受容的な未来を待っている。
絶望からも絶縁している超国家からの
恩恵は何もない。
被曝3世
哀しみにも終わりがあるが
物質の半減期はどんな人生よりも長い。
ヒロシマは自国内の
どこでも複製されている。
放射と統合
アインシュタインの発見した法則を利用して
エネルギーを放射できるが、
その放射したエネルギーを水に吸収させて
「高濃度汚染水」にする以外
元の物質に統合するテクノロジーは
まだ出来ていない。
クリティカル・パス
危機的な問題を解決するための
工程表の作成に
日数と予算がなければ
科学的なクリティカル・パス方法は
完全に除外されたままだ。
原子力社会に
メタフィジックスは存在していなかった。
細胞被曝
時間がやわらげてくれるような
内部被曝はない。
距離の自乗に反比例する法則を
誰も変えられないなら、
60兆個の細胞ごと移動するしかない。
危機とは何か
この緊急事態とは、
歴史上最大限に長期化する
内部被曝からの物理的な待避と
半減期が終わらない放射性物質の除染方法が
予測的にまったく確立できていなかったことである。
そして、最大の危機とは、
専門分化によって
こどもでもわかる言葉が失われれたのではなく、
こどもでもわかる言葉を作る社会ができていなかったことが
大多数に分かったことである。
