野菜

野菜を有機農業、無農薬で栽培しても
植物の成長は無機質で制御されている。
無機質は土壌中の微生物によって
植物の根が吸収できるイオン(=水中に溶け込んだ無機質)に変換される。
つまり、微生物が無機質に分解するからではなく、
イオン交換されてはじめて水に溶ける。
その微生物の働きは
ほぼ雑草と昆虫を制御している。

野菜よりも雑草のほうが、
そして
動物よりも昆虫のほうが
昆虫よりも
微生物のほうが
種類と数が多いからだ。
そして
それらすべては
水によって制御されている。

螺旋

螺旋には2種類ある。
蚊取り線香のような渦がスパイラル(spiral)であり、
縄やDNAのような3次元的な捻れがヒリックス(helix)である。
負のスパイラルやデフレ・スパイラル(deflationary spiral)
と呼ばれる経済予測は
株価の上昇と下降という概念のように
未だに2次元的な世界像に支えられているが、
優れた道具や生き物は、
3次元的なヒリックス(helix)を採用してきた。
自然は3次元的な捻れに関する「構造とパターン」を
完全に非物質化しているのである。

ダイエット

生きるためには食べなくてはならない。
20世紀後半から
より食べない努力をしない人は
肥満の恐怖を抱くようになっている。
しかし、残りの人類は
まだ飢餓の恐怖から逃れていない。

テンセグリティ・シェルター(生活器)

人間が使用したい新しい構造物で起こることは
すべてシナジェティクスモデルで生成される。
1960年代にテンセグリティを最初に理解した人たちが
大気圏外に限定していたのは
重力に対する恐れからだった。
もしこのシナジェティクスモデルが真に包括的に理解できているなら
裏庭にインストールしたテンセグリティ・シェルターに居住できるだろう。
この裏庭は、最初の無線、無管、無柱、無軌道のステーションである。

非共鳴型思考

テンセグリティにとって無秩序とは
過剰な応力による構造とパターンの破壊ではなく
その静止状態である。
テンセグリティにとっては苦痛に満ちた
この非共鳴状態を
人間は住居空間に求めてきた。
そして、大黒柱とその不動性に潜められた
父性を殺せないでいる。

デフォルト教育

だれも実行するように助言しなかったか
実行する方法が見つからなかった場合にのみ
実行すべき自分自身の道が見えるならば、
真のオリジナリティはけっして教育できないだろう。
だれも水素原子や炭素原子を教育できないように。

こども

発明することが無益な行為として
説き伏せられるまでの期間に
どう生き延びるかで発明の才は決まる。

ひらめき

優れた提案や名案は
意図しない対話(=ダイアローグ)から生まれやすい。
しかし、提案だけに終わる知性は、
つねに分断されたひらめきのコレクションにすぎない。

時間

原理または技術的効果の発見にかけられる時間は、
問題解決の先送りで
無駄になる時間を減少させることで増大する。
この増大した時間は自己のテクノロジーに属する。