概念を一般化したければ、
完全に混乱させられた現在に帰らなければならない。
そこには純粋な問題がある。
例外的
われわれが利用する空間構造の99%は
まだ圧縮力に依存している。
それらの空間の構成要素を形成するすべての原子は
張力と圧縮力とが動的に均衡する相互作用からなるにもかかわらず。
これは太陽系では例外的な物理現象であるといわざるを得ない。
レシピ
料理は素材と道具という既製品の組み合わせだ。
そのオリジナルがあるとすれば、
独自な経験から生成される見えない生化学反応である。
同様にシェルターも既製品からデザインできる。
構造は既製品から構成されるどんな部分からも
けっして予想できない
見えない力学的な相互作用の統合に関わっている。
料理も構造も
経験に基づく自己のテクノロジーを含んでいる。
編み物
天気のいい日に
蟻は大きなビスケットを一日かけて運ぶように、
女性は公園でセーターを1ヶ月かけて編む。
雨の日に
漁師は大きな網を仲間と一緒に編むように、
シナジェティクスを学ぶ学生は、
ジオデシック・テンセグリティを1ヶ月かけて
アセンブルするできる。
この移動可能な球状のセーターの寿命は
実験から半永久的である。
自然は本質的にユニットからなる編み物が好きだ。
(実際、炭素繊維は炭素からなる
最小限の正4面体のテンセグリティ・ユニットの集合である。)
ナノチューブ
ナノチューブは実験室で作られた先端科学の産物である。
その後、地球に落下した隕石にはありふれた物質であることが分かった。
人間は自分達が作り出すテクノロジー以外は
自発的に認めないほど礼儀知らずだから、
それ以外を「自然」と呼んでいる。
転換期
良識のあらゆる基盤が崩壊している。
金儲けはできないが、
知識の獲得範囲が急激に拡張している
転換期にいると理解しなければならない。
知識はこれまでお金以上に奪われ続けていただけだ。
いま起こっているのは商品の過剰生産よりも
インデックスのない知識の過剰供給である。
地図のない遠足は冒険以上に危険だ。
システム
孤独を求めないように
共同性にも期待しない。
あるいは、
静寂に身を置きながら、
夕暮れの雑踏を懐かしんだりするように、
思考はいつもよろめいている。
システムが目的に向かって動いているにもかかわらず。
神秘
シナジェティクスの原理は、しばしば神秘的である。
しかし、シナジェティクスに神秘を導入すればするほど
原理の発見から遠ざかるのは、
経験が神秘の対象ではなくなるからだろう。
経験には、複数の経験が互いに及ぼす関係を
考察することが含まれる。
武器
人類の初期の基本的な武器でさえ
石ではなく
秘密であった。
その秘密を守るための
言語と記号の存続期間は
加速度的に短くなっている。
これらの秘密が人類の暮らしを豊かにしてはいない。
より奪うための言語と記号が
つねに生まれ変わるかぎり。
客観的行為
為すべきこと、
為されるべきことを感じた時、
他の誰もそうするべきだと感じていないことが実行される。
