圧縮に対する反対称的な概念は、
張力ではなく引張りである。
物体のある平面において、
引っ張り合う応力が張力である。
張力の反対称的な概念は、
圧縮力である。
この引張りと引張り力と張力は、
未だ不統一だ。
堅くて重い物体が先に統一されてきた。
断面積ゼロの張力材(=万有引力)によって
互いに動的均衡を保っている太陽系という構造システムから、
われわれの惑星は圧縮力を受けている。
この見えない引力と重力を剪断するハサミは存在しない。
90°の回転によるプリセッション以外で。
電子マネー
シナジーとは、
金融資本主義によって乗っ取られた<相乗効果>ではない。
予測不可能な more with lessを
操作主義的に、
しかし、
非論理的に再現可能な
もっともプリミティブな物理現象だ。
たとえば、
目に見えない水素と酸素という気体を化学反応させ
目に見える<水>という液体に変換できる。
予測不可能なこの変換に対して、
これらの3つの異なった物質の相互の質量比は、
つねに整数になるという法則性を備えている。
これは明らかにM&A(合併と買収)によって
生まれた<相乗効果>ではないだろう。
<水>は、支配するために株式を買い取った結果の配当金ではない。
自然界に合併と買収は存在しない。
原子やイオンあるいは化合物間において、
電子の授受があるだけである。
これが自然界が発行する有限な<電子マネー>である。
利子はなくともmore with lessで十分だ。
失業
バイオスフィアは人間を、
正規雇用したわけではない。
非正規雇用の時でさえ、
十分すぎる富を与え続けてきた。
ついに、商品よりも生産力が有り余ったのだ。
やがて、
長い失業期間も終わるだろう。
エコポイントを貯めすぎた
最後の消費者の。
翻訳
翻訳者の前書きと後書きは、日本独自の形式である。
その形式は、時として、
ネクタイとパンツの関係に似ている。
ネクタイは
なくてもかまわない。
そして、パンツは
はかなくても誰も気づかない。
かつての日本の輸入文化を支えた翻訳者たちに
高すぎる地位が与えられたからだ。
自然界は、等価物を作るもっとも知的な翻訳で溢れている。
例えば、E=MC2
臼歯
マクドナルドで20年ぶりにランチを食べた。
ソフトクリームの次に柔らかい食事だった。
2番目のマクドナルドもマスクをした
就活のスーツ姿の若者でいっぱいだった。
彼らに臼歯はいらない。
ところで、
インフルインザは唾液で溶かして、
第一大臼歯で噛み殺せるんだぜ。
道具
家庭や学校で何事も起こらないようにするのは、
いつも最善を尽くさなければならない。
一方、少しでも新しいことを期待するなら、
いつも革命的な失敗を繰り返さなければならない。
われわれの家庭や学校にあるすべての道具類は
その失敗から生まれた奇跡的な結果なのだ。
脱・学校
人間はどんなところでも
いつでも、
教えられるようになるまえから、
人間はどんなところでも
いつでも、
学べるようになっていた。
教えたいよりも、
知りたいという心がインストールされているなら、
学校は教える場ではなくなるだろう。
テクノロジー
科学は兵器を生み出すが、
科学はテクノロジーを生み出していない。
テクノロジーはつねに発見されている。
バイオスフィアにとってのバンアレン帯のように。
解決法
この世に存在する問題が、
それらの解決法よりもつねに多いのは、
問題の方が創造的だからだ。
あるいは、
破壊的だからだ。
計画的ホメオスタシス
現存するすべての構造物のなかで、人類の生存に機能している
純粋なテンセグリティ構造物は、
1972年にバックミンスター・フラーが
ノースフェイス社のためにデザインした
量産型テンセグリティドームテント以外には存在しないことに
注目しなければならない。
この世界中のアウトドアの無数のユーザたちは、
いまやテンセグリティという原理を知らなくても
より少ない物質とエネルギーによって、
外的環境が変化しても全体が一定に保たれ、
安全な内部環境を維持する機能については
すでに経験済みなのである。
エンジンのメカニズムには無知であっても
誰でも優れたドライバーになれるように。
これ以上の計画的恒常性(ホメオスタシス)は望めない。
