教育

学んだことが一切有用でなくなる時、
自分の無知を発見し、
さらなる孤立感のなかで
思考できる方法が残っていれば、
それこそが最初の言語だ。
知恵を他人に求めるよりも
幸福な言語だ。

コミュニティの利益

「国が負う多額の債務と、民間の多額の負債によって生じる利息は、
われわれ国民の懐から銀行と保険会社に引き渡されてきた。       
同時に、さらなる富は銀行家、不動産仲介業者、
そして手工業的建設業界への利益誘導のために、
政府が緻密に立案した<貨幣製造機>である助成金という名目で
蓄積されてきた。
その助成金は、個人とコミュニティの利益のために
蓄えられたものではなかった。 」1972 RBF
これは、『宇宙船地球号操縦マニュアル」を出版した10年後の
バックミンスタフラーの言葉である。
つねに単独者の想像力によって、
物質のマクロとミクロの構造を
見抜いてきた独自の経験から、
国家の擬似的な<経済構造>をもリアルに分析した
最初の包括的な思想家ではないだろうか。

喧嘩ゴマ

偏西風は北半球で発生する左方向に軸回転する渦である。
台風は南太平洋上で発生する軸が移動する左回転の渦である。
この2つの異なった喧嘩ごまは、
気候が安定しているときは
たいてい2つの渦は日本列島上で衝突するが、
衝突によってこの回転速度が減速する過程で、
外部電源のいらない巨大掃除機は中心付近の湿気を吸引しながら
大量の雨を再び左回転方向に降らせる。
台風は可能な限り持続的で動的なメカニズムを自己形成するための
エネルギーを恒星と地球の自転運動から獲得していると同時に、
過剰なエネルギーを90°のプリセッション(=コリオリ力、転向力)で
地球表面に拡散する効果的な冷却方法とみなせるかもしれない。
しかし、冷却にはこれまで以上の喧嘩ゴマが必要だ。

シナジェティクス

自分のことを最後に考えることは勇気がいる。
自分以外のすべてのことを考えるには経験がいる。
さらに、自分を含むすべてのことを考えるには
メタフィジックスを発見しなければならない。

テンセグリティ

私はこれまでいくつかの異なったタイプの
テンセグリティ・モデルを発見し、
異なった定義のモデルをデザインしたが、
テンセグリティ・オブジェをまったく作らなかった。
オブジェの美しさでさえ、
これから物質化される純粋な原理の
千分の一の現実にすぎないと感じた時から。
同時に、テンセグリティが発見されるまで、
構造は存在していなかったということを理解した時だ。

返済期間

貨幣は借金奴隷制度の確立のために発明された。
3年間の支払い猶予は画期的だが
気安めに過ぎないのは、
人類の返済期間は確実に数百年間続いているからだ。
これ以上の経済的でグローバルな牢獄があるだろうか。

アイデア

朝は暗いうちに起きる。
夢から目覚めた時の
ぼんやりとしたアイデアから、
自分が何も知らなかった事に気づくことでもある。
その日は太陽を感じることができる。

静止的思考

飛行機などの移動体のなかで思考するときの
質と密度は、静止状態とはかなり異なっている。
テンセグリティ構造は現状維持する場合でさえ、つねに振動する。
分散機能に費やされるエネルギーが構造を強化しているのである。
テンセグリティ構造が静止するときは、構造の死を意味する。
われわれは、静止して思考する習慣がある。
机上とか教室などの空間では、すでにすべてが脆弱になっている。

新米偽装

採れたての新米の季節になった。
寒冷地ではいまが稲刈りの最中である。
炊きたての無農薬の新米は格別である。
時折ぬか漬け用の糟のために精米するが、
このときばかりは新米の玄米を白米にしようかと迷うほどである。
無農薬の稲穂を脱穀したあとの稲藁を自然乾燥させる時には
特につよい香りが漂う。
これ以上のアロマセラピーがあるだろうか。
この藁をベッドの下に敷き詰めると深く熟睡できる。
稲と人間は神秘的な出会いがあったに違いない。
スーパーで販売される新米はブレンド米である。
ブレンドされるのは、異なった農家で栽培された新米だけではない。
古米がブレンドされる。
さらに、古々米もブレンドされている。
問題はその割合であるが、農協経由のパケージ商品は
通常全体のわずか2割程度である。
人間の味覚の曖昧さが証明されたような数字だ。
しかし、100%の新米を食べ比べる経験があるなら、
新米の占有率は、あきらかに味覚で感じられる。
さらに無農薬の100%の新米を食べ比べる経験があるなら、
新米の名状しがたい香りは、あきらかに嗅覚で感じられる。
休耕田を減少させて食料自給率を向上させたいなら、
もっとも優先すべきは100%の新米と表示した
パッケージ商品を他と区別すべきだ。
人間の五感を蔑んだ食品に未来はない。