自然交配

ロバが旅に出かけて、
馬になって帰ってくる方法は3通りある。

高速道路を1000円または無料にして、
移動経費をより軽減するエコカー(ハイブリッドカー)を
補助金付きで販売する。

ガソリン税を安くして、エンジン形式を変えないで、
実質的な燃費を良くする。
(しかし、だれもエコカーを買わないだろう。)

ディーゼル・エンジンの燃費と排ガスを改善する。
(フィアットのトラックの最新のエンジンは高速でリッター13キロである。)
もともとピーナツオイル(植物油)で走行するように
デザインされているディーゼル・エンジンは、
ハイブリッドよりも基本的にサラブレッドなのである。
自然交配でなければサラブレッドとして認められないからだ。

分別智

分別がある人は、
自分を世に適応させるタイプと
世を自分に適合させるタイプとに分別できる。
常識は前者から、
進歩は後者のタイプがいなければ成功しない。
両者は、
自己と137億光年の宇宙のかかわりとは無関係だ、
という見方は、分別智ではない。
シナジェティクスが、
教育プログラムから除外されているのは
20世紀までの分別智にすぎない。

派遣の起源

派遣社員を派遣する会社でさえ、
歴史的には、
大英帝国が経営する東インド会社から「派遣」されてきた。
(経済学者マルサスや科学者ダーウィンは、
この最初の有限会社に雇用された。)
たとえば、
アメリカ合衆国は、最大の派遣会社である。
実際、社旗と国旗は、
同じロゴマーク(13本の赤と白の横縞のデザインで、
後の合衆国の星条旗)で統一されていた。
初代支店長は、ジョージ・ワシントンである。
他国の新しい経済のただなかへ入り込んでいくための
もっとも効果的な手法として、
「派遣」が確立された。
「派遣」には、将来の開戦の正当性や大義を
強欲に主張できる法律家資本主義に変貌させるための、
「覇権」のシナリオがある。

思考方法

考える方法を知らないなら、何を考えても同じだ。
モデリングは、最良の思考方法である。
モデリング言語の翻訳だけは、
つねに経験というユーザ辞書に依存するから。

Know Why

重要なことを
親切に教えるのは難しい。
私が親切に教えるときは、
相手が興味をもっていないときだからだ。
Know Whyのない砂漠に水をまく虚しさは、
もっとも危険な偽善を生む。

ヒロシマ型モデリング

モデリングは知識にまさる。
しかし、モデリングを本のように
読破してはいけない。
モデリングは理解にまさる。
しかし、モデリングに
形態的な独創性を求めてはいけない。
モデリングは事物にまさる。
モデリングに
すぐに翻訳可能な概念を求めてはいけない。
自然に、ではなく、
自然から、記号は生成されるから。
こうして、原理は発見される。
無限に・・・・
最初のヒロシマ原爆もこのようにして
生成された最初のテクノロジーである。
ハイパーリンクによって意図的に
発見されたのである。
これは核物理学でも、幾何学でもない、
シナジェティクスである。

理解

自然とともに生きることはできたとしても、
自然を模倣するデザインも、
自然を翻訳する芸術も、
一本の美しい樹が
いくつの原理で統合されているかは知らない。
自然を擬人化しないで理解する唯一の方法は、
原理を発見することである。

操作主義

オートミールに牛乳をかけるだけでは、
おいしくない。
栄養価は変わらないけど、
無意識にかき混ぜるだろう。
単純なことは、経験から学ぶ。
言語の生成方法は、
画家が絵具の製造方法を知らないように、
数学の教科書には書かれない。
シナジェティクスは、
モデリングによって直観的に理解できる
最初の数学だ。
直観は、
オートミールのようにかき混ぜることによって、
そして、オートミールと違って、
はじめて分離できる。