仕事

人間は仕事を作り出せるが、
仕事も人間を作る。
お金で人間が変わりやすいのは、
欲望をお金で実現できるからだ。
ライフスタイルやビジネスをお金で買う仕組みが、
戦争を莫大なお金と交換できるシステムに作りかえてきた。
何かを買うために働くと奪われるシステムは、
教育課程でインストール済みだ。
植民地での初等数学のプログラムが、
利子の概念を理解させるためであったように。

モノレール

仕事やお金で楽をしている間に、
行き先は変えられた。
金融恐慌ではない、
第3次世界大戦が始まったのだ。
真実を扱えないことで、
誰もが過去から、未来を学ぶことができない。

左右の概念

右の反対は、左である。
人類は科学的経験を蓄積した結果、
左右の概念から、
非同型なネガティブとポジティブの概念を発見した。
北極の反対は南極であり、内部の反対は外部である。
凸の反対は凹である。
そして、20世紀の素粒子物理学は、
非鏡像的な空間反転(パリティ)の概念と
さらにその対称性の破れを発見した。
にもかかわらず、
左右の概念は、未だ西部劇のような
2大政党制を維持している。

世界の天気予報

金融力は、ロンドンから、
エネルギー力と軍事力は、ワシントンから、
宗教力は、ヴァチカンから、
資金力(あるいは借金力)は、東京から。
そして、
北京の軍事力(第7艦隊を無能化した潜水艦)と
モスクワのエネルギー力から、
すべての流れが入れ替わる。
金融破綻は表向きの天気予報にすぎない。
イデオロギーと富の支配に費やされる
すべての無駄遣いが、
前例のない地球温暖化の最盛期をもたらすだろう。

“Think Global, Act Local”の起源

テンセグリティモデルに外力を与えると、
外力を分散するために振動する。
張力が高ければ、目に見える振動は短時間で終わり、
張力が低ければ、目に見える振動は長時間続く。
テンセグリティは、他の物体(たとえば空気)とつねに相互作用している。
テンセグリティは、より軽く構造を効果的に維持するために
振動を採用したのである。
自然は、システムの構成要素間のもっとも経済的な自己組織化において、
“Think Global, Act Local”を採用しない。
しかし例えば、お金でお金を稼ごうとする場合には、
“Think Global, Act Local”は有効だろう。
“Think Global, Act Local”は、政治的で経済的なモラルかもしれないが、
科学的原理ではない。
ゆえに、エコロジーの方法論でもない。
最近、私は、”Plus81″のインタビューで
“Think Global, Act Local”の歴史的起源に言及した。
Think Global, Act Local: Creators’ Talk
http://www.plus81.com/plus/review/think_global_act_local_creator.php

証券

世界のGDPが50兆ドル程度に対して
金融商品の総額は10000兆ドルと言われている。
証券をモノやカネに変換できなくなった瞬間に、
富を表す数字は印刷されたインクのシミに変容する。
欲しいモノは何でも買えるように信用させた資本主義は、
ついに人類全体が何世紀間も働く必要のない天文学的な富と、
それを否定する多数の現実の失業者を抱えてしまった。
欲しいモノは何でも買えるのではなく、
欲しいモノは何でも過剰に生産できる
テクノロジーの段階に達していることは、
つねに見逃されてきた。
証券を発行する連中には、
モノではないテクノロジーを扱うことができない。

再生

すべての利己的な考えは、ファラオにとって
そして後世の多くの人々にとってもそうであったように
再び生まれ変わりたいという願望を植えつける。
こうした利己的な願望が、
金融危機からの再生のシナリオを
でっち上げている。
土地資本主義が地主のために
そして金融資本主義が株主のために
生まれ変わることがあっても、
労働者のために生まれ変わることはありえない。
労働者が金持ちの手法の真似をしても、
仮想的な倫理観(例えば円天のような仮想的楽園)で
解決できることは何もない。
宇宙では、すべての化学元素は
再生的に機能している。
これは法律でもモラルでもなく
現実に存在するテクノロジーである。

デフォルト・ユーザ

金融機関は、自らを優位にするために作成した
デフォルト(債務不履行)に脅えている。
しかし、エネルギー宇宙のデフォルトは不変だ。
出荷時のデフォルトにしたがって、
ユーザが何もしなくても暮らせる
エコロジーシステムの初期設定値は誰にも変えられない。

パッケージ

食料は、購入しやすいようにパッケージされる。
しかし、排泄物や廃棄される食料は、
再生しやすいようにパッケージされたことはない。
自然にとって、
それらの液体や固体を元に戻すことは、容易なことだ。
自然はそれらを人間のこしらえた単位に
分離しにくいようにデザインしているだけである。
(プランク定数がエネルギーのパッケージである。)
なぜなら、自然に廃棄は存在しない。
何かを消費するシステムがないからだ。

人工トルネード

金融工学の独占支配は、特許の独占よりも優位にあった。
だから、リストラで株価は上昇しても、
生産性が向上するとは限らないのである。
逆もまた真である。
生産性が向上しても、株価が上昇するとは限らない。
情報を内部で(=インサイダーで)共有し市場を出し抜かない限り、
そして同時に、
確率が支配するはずの自由主義経済(=アウトサイダー)がなければ、
金融工学(アブノックス)の勝利は実現できない。
不況はつねに外部で形成され、
富は内部に集積される。
奪うばかりで衰退していく最後の人工的なトルネードだ。