玄米の香り

森で動物の死肉を食べる狸は臭い。
例外的に秋の狸を食べても臭くないのは、
栗や柿などの木の実や果実で暮らせる季節だからだ。
玄米だけ食べると人間のウンコの臭いはほとんど同じになる。
臭いと言うよりも香りが似てくるのである。
人間は草食動物として生きることを選択できる唯一の哺乳類だ。

イラスト 伊藤博幸 

http://www.eco-tour.jp/special/0701/itohiro/itohiro-00.html

自然が為す偶然(プリセッション)

無農薬の自然農は、耕さない自然に属する。
発芽玄米から発酵玄米も自然に属する。
ある発想からの発見も自然に属する。
作為的なことが何も行われない領域が存在する。
無為自然が為す偶然(プリセッション)によって時折気づかされるが、
自然の目的とその過程は客観的な観察からは認識できない。

酵素玄米

友人とは最近何してるよりも何を食べるべきか
レシピ以前の信頼できる食材の会話になりがちだ。
自然農をする友人は玄米に小豆と塩を入れ圧力鍋で炊いて
3日以上保温器で熟成させる酵素玄米を食べたことがない。
何かを考えたり作ったりするには何かを食べる実験から始まる。

3日目から酵素が活性化し食感も急変する

https://okomeya.ti-da.net/e4265662.html

ブラックボックス・テスト

EVが加速度的に普及しインテリジェントになる近未来は、
ブラックボックスとホワイトボックスの複合段階になる。
政治システムが明らかに議会制民主主義のブランドで偽装したブラックボックスのままなら、
正しい処理が行われているかを公開で確認テストできない非インテリジェント社会だ。

見えない超法人格的な泥棒

「グランチは、世界規模の大量生産と大量流通のあらゆる投機的企業を創始するために
すべての金融資産を支配してきた。
非共産主義圏の金融クレジット・システムを意のままに動かすことができる。
グランチ(GR-UN-C-H)とは、全宇宙から真の富を現金化して奪う
見えない超法人格的な泥棒(GRoss UNiverse Cash Heist)〉を意味する。」
『グランチ(GRUNCH)』バックミンスター・フラー 1983

風のベクトルを変換する構造

森のワークショップで
アルミパイプで構成された直径2mのテンセグリティ球を制作した時、
風が吹くと複数のパイプから
最初はかすかだがやがて遠くまで届く低い美しい共鳴音を発していた。
見えないベクトルは変換される。

夜明け前に、獣たちもにじり寄ってきた。
それは海から来て森と邂逅した張力の囁き声だ。
魚も鳥も樹木も固有な張力で覆われている。

電磁誘導

元型モデルの発見は自然の観測可能な対象やプロセスに関する科学ではない。
元型モデルは直観的モデリングからモデル言語への変換過程で発見される。
直観は教育や政治的イデオロギー、宗教によって衰弱させられてきた。
直観的な思考回路は先験的デフォルトとの電磁誘導から生まれる。

シナジェティクスの量子モデル

数学は、人々にとって単に数字を扱うと考えられているが
構造とパターンを探査する科学である。
シナジェティクスは、発見された構造とパターンが
数字と相互変換可能な宇宙の元型モデルを可視化する科学である。
バックミンスターフラーは、
プラトン学派の正多面体(Platonic Solids)が
数千年間も引きずった静的で固体的な宇宙観を破壊したのである。

バックミンスターフラーが1960年代に発見した量子モデル A、B Quanta Module

自然(cosmic integrity)の方法

軍事技術はより重要なテクノロジーを優先的に開発し独占する。
より重要な部分をけっして形成しない、
付加的なリダンダンシーを排除したテンセグリティは
最高の知性が物質化した基底状態(garnd state)なのである。
それは自然(cosmic integrity)の方法である。