学習依存という条件反射

教育は学習依存で張り巡らされている。
やがて勉強すればするほど満足する条件反射に夢中になる。
経験と絶えざる実験、そして未知への冒険からのみ理解していく
自己教育プログラムとその教師は外部には存在しない。
外部の教育システムが依存しているのは実はこの先験的な内部装置だ。。

元型に遭遇する

概念を形成する過程でも
主観的なアイデアが事物と脳との非論理的な回路へ誘導されがちになる。
思考力だけから概念モデルが生成されることなどないが
待つしかない受動的な段階に耐えながら
ついに特殊な経験を局所的な言語によって変換した瞬間に
非物質的で客観的な元型に遭遇する回路がある。

掃除効果

机の上を拭き掃除するだけで机は広くなり
床を掃除すると室内は明るくなり
エンジンルームを清掃するだけで性能が改善する気がする。
目に見えないゴミや埃が視界を狭くするのだろうか。
それとも主観的に秩序付けるだけで世界が変化するのか。
事物と脳の関係は科学的に変化しない。

自由を支配するシステム

スマホで買い物する便利さは、
個人データを無償で譲渡して管理分析されていく
近未来を見えなくさせている。
お金を使えば使うほど、
お金を儲ければ儲けるほど
自由をより制限する見えないテクノロジーを理解した時は
自由をシステムが支配する時だ。
PCが労働を軽減しなかった歴史のように。

続)概念の実験

シナジェティクスにおける物理的な相補性は
概念モデルの絶えざる実験によって発見され確立される。
例えばバックミンスター・フラーのテンセグリティ原理の発見までに
圧縮力と張力との相補性を
圧縮材と張力材に置換するための
概念モデルによる17年間の挑戦がある。
自然の観察からではない独自の自然学がある。

利己的と功利的

利害につねに動機付けられる利己主義は
自尊心や自己愛を取り戻そうとする衝動から生まれる。
モラルからそれを抑制することはできない。
万人の利益を求める功利的思考は
有用性の高い発明を生むモラルの起源。
功利的思考は現代の資本主義教育から排除される傾向にある。

概念の実験

電子と陽子は同時に発見できなかった。
電子が1899年に発見された後、
陽子は1911年の原子模型で初めて概念化され1918年に発見された。
相補性は思考の中で最大の非論理性として立ちはだかっている。
陽子と電子は鏡像ではなかったからだ。
物理的な相補性は概念の実験によって確立された。

自然の精神分析

物質の相互作用は統合された状態でマインドに働きかける。
予測の限界に対する自然の精神分析によって、
破壊の限界を遙かに超える合金・テンセグリティは
シンメトリー構造を獲得した。
構造とパターンを具体性に置き換える自然は
安全率を付加的ではなく多重化し
遂に美を超えて非物質化する。

SYNERGETICS RBF 1975
Circuit Pattern Tensegrity

小が大を兼ねる試行錯誤

大は小を兼ねる。
同時に、小が大を兼ねる関係が生まれる時がある。
小を構成する最小限のモジュールから全体が出現するための
システムを構成する論理的方法は
部分から全体も、全体から部分も推測できない
非論理的な試行錯誤の後に発見される。
この非論理性は自然にありふれている。

最小の球状三角形が球面のほとんどを覆うことができる。
SYNERGETICS RBF 1975
The Greeks defined a triangle as an area bound by a closed line of three edges and three angles.