月別アーカイブ: 2007年6月

梅雨

湿度は90%を越えるときは、
浴室やトイレのタイルは結露する。
除湿器の10リットルのタンクがすぐに満タンになる
ことで、山脈全体が雲の中にいることがわかる。

梅雨による大量の淡水を移動させ貯蔵するルートの確保は
森による雲の生成にかかっている。

移動できない樹木にとって、
梅雨は大気圏との貴重な交流手段だ。

移動できない不動産の集積都市で毎年淡水が不足するのは、
樹木と大気の流体テクノロジーを生活圏から除外して
莫大な投資を必要とする地上の固定した貯水ダムにのみ
依存しているからだ。 

空気中に水が豊富に含まれるところには、ブナの森があるだろう。
自然は森以上の流体を大地にデザインしなかった。
そして海岸線まで延びた
鮎や鮭の遡上する長い川がある。   Y.K

地域人間

会社人間は地域人間になりたがる傾向がある。

視野が縮小され、彼らの関心の対象を、
自分自身と局所的な問題に制限することを
常に選ぶのは、会社人間時代とまったく変わらない
行動原理だ。

関心の対象を自分自身と局所的な問題に制限した利己主義が
人々の最優先課題を解決できる幻想は終わっている。

人々を発展させてきたのは、遠隔技術であり遠隔操作である。
つまり、「完全な機能の具現化(RBF)」である。   Y.K

視神経

われわれの視神経はかなり太い。
人間の目から得られる情報量は、
耳から得られる情報量の100万倍にもなる。

350万年間、絶滅を避けるための必須条件だったからであるが、
では、どうしてテレビやネットやゲームばかり見ていられるのだろう。

ものごとは、包括的に思考しなくてはいけない。
毎日、テレビやネットやゲームを見る毎に
われわれの視神経はより太くなり、
その代償として、包括的な思考力が奪われているのかもしれない。
つまり、100万倍がすでに、より近視眼化した
特殊な器官になりつつある過程であるかもしれないのだ。

なぜなら、見るという過度に専門化した生物種は、
毎日自分の運命をテレビでみながら傍観できるのだから。 Y.K

同系交配

資本主義は、お金持ちを真似た働きたくない大量の専門家を生み出した。

第2次世界大戦後、3世代目の人類は、
貯金、生命保険、年金、株式投資、オークション、ギャンブルなどに
膨大なエネルギーとマネーを投じている。

しかし、まれに見る大きなエネルギー事象が起こる事態にはまったく無力である。
なぜなら、より働かないためにお金に依存する特別な能力を、
同系交配によって突出させると、
通常とは異なる環境条件に対処する一般的能力を失っているからだ。

危機とは、お金だけでは問題が解決できない状態であるが、
過度の専門化は容易に危機と結びつく。

専門化主義は、オックスフォード大学とそれに続いたあらゆる教育機関の
組織化の前提条件である専門化のための
教育カテゴリーの創設という計画的な策略からはじまった。

専門化主義は伝統ある似非科学主義である。
結果的にわれわれは分断され、専門化主義を日常化している。
そして、物質も精神もことごとく征服されているとは思っていない。

専門化主義は、分断され与えられた権限以外は、
他の専門化主義に譲渡するシステムの一部にすぎない。    Y.K

ナビゲーション

誤りによって作られた幸福など欲しくないが、
無知を強いられた世界は増大するばかりだ。

自分たちの誤りと無知が暴露されないように、
公理(現在ではプログラムと呼ばれる)をでっち上げた人々がいる。
同時に、誤りと無知を減ずるために、
誤りと無知を公然と禁じることを発明した。

こうして、
学校で会社で、そしてこの惑星で、
利己主義と戦争は助長されるばかりとなった。

ナビゲーションは天文学の原点である。
海軍(navy)の語源は navigationだ。
私は昨晩から今朝にかけて、古代ギリシャ時代から
続く幾何学公理上の無知をまた一つ減らすことができた。
公理の支配力は、長く圧倒的だ。

誤りと無知をそれぞれの方法で自ら減ずるナビゲーションからしか
幸福にはなれないにちがいない。 Y.K

浄化作用

人類は核兵器やイデオロギー以外の方法で、
はじめて浄化されようとしている。

地球温暖化という自然の浄化作用によって
循環型太陽系システムに移行しつつある。

しかし、46億年前に惑星地球ができた以上の
太陽系の臨界ではないだろう。      Y.K

時間単位

核施設を凍結することもなく、
自然はウランを確実に鉛にすることができる。
政治とは、意図的に時間の使い方を変えているだけだ 。

人類は自ら発明した60進法の時間単位と、
地球温暖化によって現実化した
惑星地球時計の2種の時間単位で分裂し始めている。   Y.K

テクノロジー

テクノロジーは、間違った理由で開発され、
正しい理由で時代遅れになる。

現在、正しい理由で開発されていると
思われているほとんどのテクノロジーは、
すでに時代遅れである。 
例えば、ハイブリッドカーやバイオエタノールなど。
燃料電池車に比べれば、すでに近視眼的だ。 

テクノロジーは、本当の理由で予測され、
正しい理由で採用されたことはない。    Y.K

自由

知性のみを追って経済的報酬をたかめることは
禁じられていない。
そして、われわれは、それを自由だと感じている。

しかし、まちがいを禁じることで、経済的報酬をたかめることは
今なお、独占されている。

隠蔽工作や自己欺瞞、偽装、偽善、倫理的規約、
合法的な立法化または合法的な抜け道、
つまり、利己主義の暗黙の自由化によって。 Y.K

計算

計算は、権力構造が独占する領域であった。
しかし、推定5000万人分以上の会計処理は
並列に接続したパソコンでもできる。

問題は、その元金も利子もすでに手元にはないということが
絶対に公開できないことである。

あらゆる世界で、権力構造は黄昏れている。 Y.K

存在意義

「試験ために勉強することが要求されなければ、
たいていのこどもは、より効果的に学習することを望む。」

このことを疑っているのは、学校と教師である。
こどもの自発性が目覚めれば、
自分たちの存在意義がなくなるからである。

「生存のために生活費を稼ぐことが要求されなければ、
たいていの人はより生産的に働くことを望む。」

このことを疑っているのは、企業と国家である。
人々の自発性が目覚めれば、
自分たちの存在意義がなくなるからである。

多くの腐敗は、これらの存在意義の社会的保障から生まれている。 Y.K

天敵

クジラは天敵がないから長生きできるという。しかも大型ほど長寿である。
・シロナガスクジラ 120歳
・ナガスクジラ 100歳
・ホッキョククジラ 100歳
・ツチクジラ 83歳

同じ哺乳類である日本人は、小さくても長寿である。
ゆえに鯨のように、天敵がもっとも少ない民族である。
いったい何を食べているのだろうか。
否、鯨を食べていた人だけが長寿だったにすぎない。     Y.K

本当のコスト

砂漠を覆っていた大気は、雲を生成する森を瞬時に覆うことができる。
しかし、大気が森を生成したのではない。
植物が大気を生成したのだから。

植物のこの気象機能は、植物をいくら観察しても分からなかった。 
そして、森や砂漠だけを見ても分からなかった。 

森を砂漠にするテクノロジーのコスト計算から、
砂漠を森にするテクノロジーのコスト計算は分からなかったが、
自然が気象に支払うエネルギーコストを
われわれの経済では支払うことができない。
そしてそれが本当のコストである。

本当のコストは、太陽系のエネルギー銀行が収支決算している。
惑星地球は、毎年太陽からの莫大な贈与のみで運営されている。
贈与で生きていながら、金利を考案し返済させ、
人類以外の生命と非生命が協働して地下エネルギー銀行に預金した富を、
他の生命と非生命の許しなく奪う生命は、
いまのところ人類だけである。       Y.K

   

湿度変化のパターン

昨晩は、寝る前の湿度計は80%を越えていた。
しかし、早朝から晴れたお陰で、梅雨時期には
珍しく快晴になった。
中央中国山脈の森の中でさえ
梅雨前線が突然消えたと思うほど初夏めいて、
5月を凌ぐ最良の晴天日を思わせた。
ところが、お昼までに、湿度30%まで一気に乾燥してしてしまった。
この間、わずか3時間程度である。
前日の雨で、森の新緑にはかなりの水分があったが、
大気は、短時間に表面の水分をほとんど奪い去った。
その結果、乾燥の度合いは、
秋の乾燥時期を越える記録となった。

拡大している中国大陸の砂漠化の現実が
迫るほどの乾燥の加速度であった。
この加速度は、単に高気圧だけに原因があるのではない。
日本列島の南に迫る梅雨前線という低気圧が、
移動した水分をさらに吸引したのであろう。
雲の移動は、天気予報の衛星のアニメーションでわかるが、
<湿度>変化までは見えない。

地球温暖化による温度変化は、
緩慢に表れるので統計からしか判断できないが、
<湿度>の著しい変化のパターンは、直接感じることができる。

65億人の人体の約60〜70%は、地球表面に分布した水分なので、
森以上に奪われる存在である。
私の水分のように、せいぜい森と共に移動するしかない。  Y.K

永遠

人々が、エコロジーと言わない日はなくなった。
しかし、永遠を受け入れているわけでもない。

永遠を、予言者の神秘か、
人間の姿をした宗教で代用しているかぎり、
あるいは、死の絶対性を永遠よりも信じているかぎり、
それは、とても不幸なことにちがいない。        Y.K

知的段階

魚には、海に遊泳料を支払う義務はない。
鳥には、空に浮遊料を支払う義務はない。
草には、雲に降雨量を支払う義務はない。
熊には、山に滞在料を支払う義務はない。
そして、
人間は、太陽にエネルギー料を支払う義務はない。

飛行機を購入する人は、空域を購入しない。
船を購入する人は、海域を購入しない。
しかし、
家を購入する人は、大地を購入する。

そして、
人類の大多数は、家賃(または住宅ローンと金利)と
エネルギー料を払わされている。
さもなければ、路上かネットカフェに住んでいる。

テクノロジーと自然エネルギーは、
草や、魚や、鳥や、熊のように、
人類には未だ自由化されていない。
資本主義であろうと共産主義であろうと、

地球温暖化は、バイオエタノールによる近視眼的な気休めに
熱中させるために、
石油資本が考案した強迫観念にすり替えられた。

これが、われわれの350万年かけた知的段階、つまり
テクノロジーのあり方である。

われわれの危機の優先順序とその解決法はもっと基本的だ。  Y.K

実験

地球はとても薄い美しい皮膚を持っている。

そこには地球上で一番苦しんでいる動物が住んでいる。
もうじき酸素を奪い合うだろう。
他はすべて奪ったから。

それでも美しく見えるだろう。
この実験はきっと成功する。       Y.K

  

クロノファイル

重要なことはどこでもメモにする。
しかし、もっとも重要なことは
覚えていられる、という錯覚に捕らわれる。
こうして、二度と想いだされないで、
アイデアは消えていく。
そして、重要でないから想い出されないのだと
言い聞かせる習慣を身に付ける。

どんなアイデアでも記録する習慣は
10歳の知的爆発時期に自発的に習得できる。

ところが学校ではノート形式になる。
これでは、アイデアを記録できても
関連する項目を統合することはできない。
ページが綴じられたノートは、アイデア間の関係を
破壊しているのである。

私は B6カードを16歳の時から使用している。
当時の教師は、この形式を認めなかったが、
インターネットのハイパーリンクのお陰で、
この知的作業の形式を認識できない教師はいなくなった。

知識の重要性はその量ではなく、相互関係の増大する無限性にある。
そして時折、相互関係は増えるのに、情報量が激減する状態に遭遇する。
原理の発見は、情報量を激減させる。
そして原理は、今のところ無限に存在する。 
このパラドックスに遭遇する幸運を小説家は描けないだろう。

原理の捕獲には、クロノファイルがもっとも有効である。     Y.K

現金化

支払ったお金は消えることもあるが、
使いたいお金も突然現れる。
消えた年金の総額が不明な会計学は
もちろん、詐欺師の古典的な経済学だ。

アメリカ国債も現金化できないのは、
もっとすぐれた詐欺師の会計学があるからだ。

現金化の語源は、realizeである。
つまり、われわれの<了解>の問題である。
会計学を支える前提そのものである。

権力はあらゆる前提を腐敗させるシステムである。 Y.K

水素戦争

富は光エネルギーよりもはるかに強く、
権力は、重力よりもはるかに強いように見える。
けれど権力はその力を借りなければならない。
すべての権力と富は宇宙から搾取するノウハウから成立している。

燃料電池の開発で、膨大な富が失われる人々がいる。
彼らはバイオエタノールの開発に熱中しているふりをしている。
バイオエタノール専用のエンジンを最初に開発したのは
ナチズムである。彼らは戦争を推進するためにエコロジーを選択した。

しかし、その設計図とプロトタイプを没収し、完全に隠蔽したのは連合軍である。
第2次世界大戦は地下資源をめぐるエネルギー戦争であり、
第4次世界大戦は、バイオマスや水素という地上の資源をめぐるエネルギー戦争である。

水素は、宇宙で最も豊富にある、
地球温暖化とは無縁なユビキタス元素である。
それゆえに、水素戦争は最終戦争である。               Y.K

バイオマス

酸素は、すべての人間と車が吸い込み、
二酸化炭素は、すべての人間と車が吐き出している。
確かにどちらも大量生産に向いている。
その証拠に、みんな名前やナンバーがある。

しかし、
二酸化炭素を大量に食べて、
酸素を大量に吐き出すすべての植物の
名前や数も知らないなんて、まったく興味がない証拠だ。
バイオマス(現存量)と言う言葉一つで会話する連中は、
残念だが、惑星地球には不向きな知性だ。     Y.K

選択の時代

ネットではあらゆるものを販売できる。
そして、偶然の出会いすらも買うことができる。
所有に関しては選択の時代にいる。
ただし、幸福になるとは限らない。
民主主義も無料でダウンロードされているが、
幸福のノウハウは、まだ商品化されていないようだ。  Y.K

やまぼうし

天気のいい日は、たいてい森の近くの、といっても裏庭の
大きなやまぼうしの木陰で野草茶を飲みながら
玄米おにぎりを食べる。 すると、
「僕はずっとここに来てから あの山脈の頂上に登りたいと思っている。でも明日にしよう」
とまた思ってしまうだろう。
夕方には、仕事は止めて、春ゼミや河鹿が鳴く河川敷の自然温泉で
身も心もせせらぎに調和させようか。
そういう生活が、千年後にもあるとは思えない。
有史以来海岸部にある都市だけで地球人口は増加している。
そういう生活も千年後にもあるとは思えない。
私の裏庭でも、いままで世界と矛盾する出来事は起こらなかったからだ。
ただ、すこし遅れてやってくるだけだ。       Y.K
yamabosi3.jpg

平均 VS 普通

92種の元素の分布をこの銀河系で現在の平均にするまでに
宇宙はどれほどのテクノロジーとエネルギーを使ったかを
想像してみれば、
元素の平均的革命以上の神秘はないように思える。
たとえば、どんなに二酸化炭素は増加しても、大気中の酸素を一定にするために、
この平均は予めデザインされているかのようだ。
あるいいは、デフォルトで出荷されたままだ。
ただし、ユーザ選択はできないデザインだ。

せっかくの人生を楽しむ秘訣は、
社会や両親が刷り込む平均というちっぽけな
人為的な規範(デザイン)の選択にこだわらないことだ。
人類の平均が宇宙の平均に反映されたことはないのだから。

それでも、平均と言われる人生を送りたい人類が多数を占めてしまった 。
地球温暖化はわれわれが平均的世界観を選択した集大成だ。   Y.K

思考と理解

若い時は、いろいろな事を考える。
そして17歳までに人生の問題までも発見できる。
しかし、理解するのはずっと後になるのは、
思考と理解は、同期できないようにデザインされているからだ。

理解するには、膨大な思考の目録化が必要だ。
経験のみがそのタイムラグを縮めることができる。 Y.K

ブラックボックス

たいていの人は住宅を自分では作れない。
それは技術の問題だと思わされている。
しかし、住宅購入費の半分は金利である。
そして、売価の半分は人件費である。

金利のために15年間も働くよりも
住宅のすべての部品と設計図をインターネットで
共同購入する選択肢がある。

死と金利を直視できないのは
条件反射(ブラックボックス)の末裔だ。 Y.K

志を立て直すのに遅すぎるということはない。
志に応じて志がより高い人に出会うことができる。

いずれにしても、重力圏がなければ立て直すことも
より高い状態も成立しない。

志は、全方向への放射状ベクトルの一つである。   Y.K

会計学

5000万人の年金問題は、
金融国家の会計学が機能していなかった事実を明らかにした。

エタノール事業の二酸化炭素排出は、
トウモロコシの生産に必要な肥料の製造時
などに出る二酸化炭素をすべて含めると、
ガソリンより5%少ないだけである。
エタノール対応の新車を買うより、
今の車で、燃費のよい方法で運転した方がよほど効果的である。
エネルギー国家の会計学は機能していないことを明らかにした。

他国のトウモロコシ生産への多大な補助金のツケを
われわれが肩代わりする時代だ。

多くの若者は、虚偽によって国家から欺かれていると感じるようになっている。
この懐疑的な態度は、修復されることはないだろう。 Y.K

バイオミミクリー

バイオミミクリーとは、
生物の形態をまねる、
自然のプロセスをまねる、
生態系のシステムをまねることだ。
ならば、自然に著作権料を払うべきだ。
感謝だけでは足りないぞ。
そんなのは狡い。
似非エコロジストめ!!

と怒るほどのことでもない。
そんな態度で自然を模倣できるように
自然はデザインされていない。
形態は0.1%で、残りの99.99%は不可視なのだから、
観察しても無駄なのだ。           Y.K