月別アーカイブ: 2013年5月

張力的飛躍

自重で変形しているのが分かる
ゴム紐や釣糸を使ったテンセグリティが、
美しく見えることはない。
最適な張力を利用した
構造には飛躍がある。
科学的に飛躍したテンセグリティは
制作可能であるが
大きさにかかわらず
ほとんど存在していないのは
不完全なエンジニアリングではなく
メタフィジックスの欠如からだ。

内部と外部の分離について

テンセグリティを
幾何学モデルに閉じ込めるよりも
球状大気圏をモバイルする包括的テクノロジーとして
複製すべきである。
そうすれば、
内部と外部を分離するための
メタフィジックスが
自然に芽生えてくるだろう。

続)人為的な被曝

日々人生は
より短くなっていくようにデザインされている。
自分や家族を守るための
日々の労働によって。
人生はより弱まっていき
個人的なエネルギーが
徐々に失われていくと感じている時は
まだ生きる残るために闘っている。
しかし、腐敗した社会ゆえに
ついに人為的に被曝させる社会では
日々何か失われていく感覚さえも
なくなっている。
そのような社会は
個と共に死滅するようにデザインされている。

人為的な被曝

茨城県東海の加速器実験施設「J−PARC」は
5月23日正午ごろに同施設内で発生した放射性物質を
排気ファンによって
管理区域に排出させた人為的行為を
「実験装置はコンピューターで制御しているため、
人為的なミスではない」とした。
私の知る限り
<すべての科学実験は人為的である。>
室内放射線量も公表されていないのは
数千億ベクレルを超えた異常な事故だったからだろう。

K2=8886m

中国のエベレスト測量隊はエベレストに登頂して
エベレストを三角測量した。
その結果は、8844.43m±0.21mだった。
世界一高い山の高さを測った人(8886m)は
その登頂に成功した人ではない。
もっと高い大気圏外から無人衛星が
レーザー光で測定している。
ただし、
地球の引力と自転による遠心力による
均一な分布を基準にした楕円体の「平均海面=水準面」からの
高さである。
裏庭のことは
無人衛星が一番よく知っている。

続)5月の満月

太陽系ではすべてが
月のように軸回転している。
人間の知性は、情報量ではなく
地軸に対する回転移動距離に比例する。
しかし、人々は一つの場所に
定住したがっている。

5月の満月

満月の夜は、焚き火をしない。
新緑の葉が数えられるほど
森も輝いている。
精神的肉体的な浪費も苦労もなく
個人的な物質をいっさい所有せず
どんなイデオロギーにも魂と奪われることもなく
ひたすらに身軽に自立的に移動するためには
かなりの包括的なテクノロジーが必要だ。
————太陽系と重力、そして
この潮力交流発生機がなければ
5月の風さえも存在しないだろう。

忌々しい時代

1929年以後、再来する経済的な緊急事態を想定して
何を食べて生存するかが問題だった。
そして、人間はセシウムを食べることにした。
人間は問題自体を食べる習慣を発明したのだ。
忌々しい時代は終わらないまま
忘れられている。
遺伝子レベルにはなかった構造とパターンだから。

転写と翻訳

いかなる安定も持たない自由に目覚めるとき
限定された幻想的な世界が終焉する。
シナジェティクスは
直観をすでに理解したシナジェティクスによって
翻訳しない。
昔から存在するように見える
その何かを転写したい
風のようにやってくる直観を
昨日の概念で翻訳してはいけない。
そして、幻想的な、あるいは論理的思考によっても
けっして捉えられない
別の次元から新たな存在の絶えざる開示がはじまる。
それは、シナジェティクスの
始めなき、それゆえに終わりなき
リアリティの転写と翻訳が持続する時だ。
それ以上のリアリティを求めてはいけない。