月別アーカイブ: 2014年10月

最良の製品

発見とモデリングにはタイムラグがある。
たとえば、美しいモデリングにはやがて飽きるが
概念的なモデリングはいつまでも保存される。
美しいモデリングは
概念の発見の後に制作されるからだ。
しかし、最良の製品はその全てを統合した段階で制作される。
最良の製品には計画的陳腐化は起こりえない。
つねに概念の破壊による革命的モデリングが先行するだけである。

非人格的に

物理学におけるブラックホール、量子もつれや量子テレポーテーション、
そのすべての概念も定義も
そして、それらの実験による存在証明方法も
基本的には擬人的である。
しかし、宇宙は非人格的な存在である。
シナジェティクスほど
擬人化を遠ざけるメタフィジックスは存在しないだろう。
シナジェティクスは
非人格的に思考する過程における科学的な試みである。
宇宙の非人格的なテクノロジーは
人格の破壊と殺傷のための軍事テクノロジーのようなノウハウとは異なる。

自然について

学問は自然を説明できるが
学問が自然に従う場合だけである。
自然を説明するための学問は
異なった他者との対話を好む。
その結果、自然をより深く認識するための単純化によって
理論や権威というもっとも身近な人工自然の嘘が露わになる。
自然の単純化は、包括性への過程にちがいない。

シナジェティクス/再考

シナジェティクスは
宇宙の原理の探求でありつづけるかぎり
本質的にメタフィジックスな努力である。
夜明け前に起きて仕事をする場所は
さらに150年間は途切れることはないだろう。
その場所の空間デザインこそが
思考の構造とパターンに影響しているのである。

デザインサイエンス

テンセグリティは、彫刻家にとってはオブジェ
建築家にとってはリダンダンシー(redundancy)の欠如
幾何学者にとってはシンメトリー
科学者にとっては理論
宇宙にとっては秩序
デザインサイエンスにとっては住居(シェルター)
テンセグリティほど付加的でないリダンダンシーを生む
シナジー作用を物質化した構造は存在しない。
その内部に住むことによって
圧縮力だけの構造の歴史を終焉させる
宇宙的な動的な秩序に目覚めるのである。

構造の証明

張力を構造に内包するには
極度に醒めていなければならない。
固体という概念からの脱出は
形態や空間の表現ではなく、自然の構造の証明であり
ダイナミックな力学的な均衡をもたらさなければ
これまでのように存在してはいけないものだ。

Art(芸術)

広島や長崎の核による被曝の悲惨さを認識させないで
原発テクノロジーを発展させるには
最初に核の平和利用を信じ込ませる必要があった。
感情移入から恐怖を排除する長期的な心理作戦によって
戦後世代は<鉄腕アトム>に愛情を感じてきたのである。
アートは、軍事的に応用されるが
技術の在り方を
明確に(=articulate)問うことも
原初的なアートである。

張力的共生

ミトコンドリアは、動物、植物、菌類にほぼ共通であるが
植物が太陽光で光合成をするまでに
ミトコンドリアという外部と共生して相補的な構造に変換したように
テンセグリティは張力という外部を
ほぼ構造の表面に変換し維持している。
テンセグリティの張力は、受容するすべての外力との均衡である。
テンセグリティ構造は、自重さえも外力分散の一部に変換される。

自然の構造デザイン

飛行機事故で死亡する人数よりも
地震で死亡する人が圧倒的に多いにもかかわらず
人間の生存に不可欠な構造のメカニズムに
飛行機ほど純真で率直なメカニズムを見つけることができないのは
構造家や建築家のほとんどがライセンスを獲得する過程で
構造物を土地資本主義における不動産に変換するための
記号の生成と変換方法だけが教育されてつづけているからだ。
建築の構造は不動産として大地に依存する限り時代遅れである。
もっとも単純な部材と部品数から形成される
テンセグリティシェルターの構造デザインほど
純真で率直なメカニズムの統合を要求するものは他に存在しない。
構造がもっとも単純な水素元素を開発したのは
人間ではないように
テンセグリティシェルターを開発する構造デザインは
原理の発見によって認識方法が変わる自然科学に属する。
自然が利用している構造のデザインは
観察よりも遙かに認識によって飛躍する。

外燃機関と内燃機関

焚火の熾火でコーヒーサイフォンを使うと原初的な外燃機関になる。
原子炉を使った原子力機関の同じような外燃機関の一種である。
すべての内燃機関は
太陽による閉じられていない外燃機関によって
間接的に動いていると考えられる。
つまり、石油系、バイオ系のエンジン。
燃料電池系ですら、太陽光エネルギーによって
水から水素を分離している。
21世紀の内燃機関の開発に必要なテクノロジーは
物理学、天文学、生物学、工学である。
最初に内部と外部に分離するのは
観察者の概念であり
彼が観察する場所なのである。

爆発

外破であれ内破であれ
自然にどんな爆発も存在しない。
非同時的なエネルギー調和のための
構造とパターンの短時間により新たな変換があるだけである。
爆発という概念は
人間の可視的なレベルの観察力の限界から生まれている。
実在する異なった変換はつねに非同時的かつ同時的に発生する。
グランチは、配当金を妨げる
可視的で社会的な構造のすべての爆発を
もっとも警戒しているだけである。

バイオ燃料

燃料電池に依存しない種々のバイオ燃料の製造方法が発明されてきた。
太陽による光合成が微生物を増殖させ
その微生物の分泌物がエンジンを駆動させる。
内燃機関は、バイオスフィアでは短命だったのではない。
地下資源に依存し発掘に膨大な資本投下で独占する
高価な石油系エンジン形式が短命だったのである。
現在のガソリン価格の高騰に伴うハイブッリドカー全盛期は
バイオ燃料の懐胎期を意味している。
ピーナッツオイルで動くナチのジーゼルエンジンとアルコールエンジンを
壊滅させたのは第2次世界戦争でのグランチである。
1950年代まで鯨の分厚い皮下脂肪層や内蔵から鯨油を採取していた連中である。
かつての黒船来航の目的が
捕鯨によるエネルギー確保と補給地の確立であったように
鯨から精製される機械用潤滑油は主に寒冷地における軍用であった。

エンジニア(engineer)

エンジニア(engineer)は、エンジン(engine)を設計できる。
エンジンとは内部に生む行為である。
エンジニアリング(engineering)は、その行為の工学的な体系である。
その体系は誠実な天性(genuine)から
生まれる発明の才(ingenuity)に基づいている。
発明の才(ingenuity)だけが、純真で率直なメカニズムを見つけ出せる。
すべてのエンジニアリングは
先験的な複数の原理との調整にある。

知的奴隷

火山学者にとって
火山を研究する魅力は
いつ爆発するか正確に予想できない
と決めていることだ。
原発技術者は、炉心溶解している時でさえ
絶対にあり得ないことだと決めていたように。
彼らには
自然はテクノロジーでないという概念が
研究によって生計を立てる上でもっとも重要なのだ。
グランチのための知的奴隷は計画的に増殖中である。

ストーブと熊

熊の出没する頃は
薪ストーブを使い始める季節だ。
熊は日々30キロ移動する。
森の番人と言われているが
熊が森を作っているのだから
森の周辺の住民たちの
出没するという考えは主観的で滑稽だ。
海で回遊し回帰する鮎や鮭を
川に出没するとは言えない。
人間の移動範囲が局所的なだけである。
自動車や飛行機を発明しても
人間の大多数はひたすら今も
沿岸部に住みたがっている。
オオカミや熊を殺し尽くした場所に。

<開発不可能>という概念

20世紀中に開発不可能だと言われていたが
構造が簡単なため大量生産を可能にして
膨大な富を形成したのが受賞理由だとする
政治経済のシステムと
開発不可能だと言った権威ある科学者や技術者が
開発リーダーになれるシステムとが
科学が産業をリードし産業が経済を形成している事実と
異なっていることが問題なのだ。
経済が開発の動機を形成しているかぎり
<開発不可能>という概念によって研究している人々が
つねに大多数である。
地震や噴火の予知研究なども
同じ概念を支持する人々の
単純な政治的補助金獲得技術で成り立っている。

デザイン戦略

高速で移動する自動車や飛行機が移動の手段として
船のように素朴に見えるまで
自動車や飛行機は利用されなかったように、
テンセグリティが人間の生存手段のためのモバイル構造として
もっとも単純にそして素朴に見えるまで
すべての機能を再現したテンセグリティモデルを
繰り返し制作しなければ
テンセグリティシェルターがデザインできないのは
デザインサイエンスの独自の戦略ではなく、自然の戦略なのだ。
その時に再び自然は
テンセグリティの新たな構造原理の物質化へと導くに違いない。

依存型思考

アイデアを、そして計画を
毎日紙に書くことは
いつでもどこでもできる。
しかし、その簡単な方法は誰かに話すよりも
遙かに簡単で自在なことが分かるまで
依存型思考は止まらない。
もっとも簡単にできる方法と現実を怖れるのは
後天的な条件反射にちがいない。
中途半端な依存型思考のタイプは
大人になっても
白熱教室やTEDのプレゼン形式がたまらなく好きである。

シナジェティクスとデザインサイエンス

シナジェティクスは古典幾何学の延長ではない。
また最後の幾何学でもない。
シナジェティクスは包括的科学なのである。
デザインサイエンスはプロダクトデザインではない。
シナジェティクスなきデザインサイエンスは存在しないからだ。
それらは互いに相補的である。

自立から自律へ

過去の記憶や思考に生きているよりも
現在にどれだけモバイルできるか。
構造デザインすら主観的な<自立心>に直結しているゆえに
自然の構造は、局所的な<自立>の理解からしか見えない。
真の<自律>が
過去のように貯蔵できないのは
<自律システム>を流れる外部エネルギーは
そのシステムをより強化するように働くからだろう。

暗殺

暗殺とは
暗殺集団(death squad)によって攻撃された側が
その暗殺集団を死滅させるまでの相補的な行為であるが
そのすべてに複数の国家が介在し
完全に非公開の<正義(justice)>の元で遂行してきたのである。
これらの暗殺行為は
現在のインターネットでは日常的に
陰謀説として公開されている。
<正義(justice)>とは
司法と裁判を意味する処罰を伴うシステムなのである。
つまり、正義は暗殺を処罰として
定義できるシステムの一部なのである。

「私戦予備および陰謀の罪」の概念

南北戦争(The Civil War)で勝利した北軍の武器は
江戸幕府を倒幕するために
西南戦争という武力反乱をより有利にできるように提供されたのであるが
当時のアメリカ合衆国のリンカーン大統領は
外国での内乱を拡大するテロ行為を秘密裏に工作していたと言える。
「私戦予備および陰謀の罪」という単独主義の概念を
この過去の事実に適用すれば
「外国に対して私的に戦闘行為をする目的」で
リンカーン大統領をその罪に問うことができる。

安全率(safety factor)再考

台風に関して、過去最強、観測史上最大は
せいぜい半世紀以内の記録の比較。
この程度のスパンで、バイオスフィアの傾向と対策は捉えられない。
専門家とメディアは、3.11の時には
過去最強、観測史上最大規模の被曝とは言わなかったが
津波や地震、そして台風などの自然災害による被害は
より大きく見せたい習慣がある。
これらは常識的な習慣ではなく
安全率(safety factor=予測される破壊または正常に作動しなくなる
システムへの最小の負荷と最大の負荷との比)を
科学的に分析しないまま、
システム自体の改善を包括的に回避する計画的な行為なのだ。
安全率に基づく人間による改善や改革は
ほとんど何の危険(リスク)も負わないシステムにとって
過去最強、最大規模のリスクだからである
危険のない試行錯誤に陥った生物は短命である。

反社会的な<常識人>たち

国立公園内にあるだけではなく
火口付近に民間が経営する山小屋が数件もある。
観光資源にでできる法律が人命よりも優位にあるかぎり
レベル2にすると観光収入が減るという偽装<常識人>と
レベル2への判断ができなかった
<権力以外には優柔不断で知性が機能しない学者ども>の共犯は減らない。
専門分化は、狡猾でぐうたらな反社会的人間を擁護できる。

冥福は祈れない

冥福とは死者の行先である
冥界での幸福を意味するならば
冥福を祈るのは、信仰心がない人が
死者の迷いを想定している虚しい行為になる。
———死への怖れから
そして、死への怖れから
死者を同情するほど死を遠ざける行為はないのだから
冥福は祈るのではなく
死者の安否と迷いを気遣うしかないのである。
 
われわれの存在が星のかけらから始まって終わるのが
宇宙物理学ならば
夕暮れから裏庭で焚火をして死者の数だけ
流星をみるのは21世紀でもコズモグラフィーに違いない。
流星は毎日100トンもバイオスフィアに降り注いでいる。
———-火山灰のように

火山噴火予知研究の欺瞞と保険金

御嶽山の噴火に被災した契約者に対して
保険金や給付金を全額支払うと発表した。
誰も反対しないだろうが、
保険免責条項を生保全社が適用しない理由は
気象庁をはじめ、火山噴火予知連絡会の学者連中が
火山噴火予知研究の欺瞞を問われて
今後の国家賠償責任を逃れるためである。
同時に、広島の土砂災害には適用されない理由も明確になった。
裁判で敗訴する可能性が確定的だったからこそ
保険会社の保険金で解決させるために
保険免責条項までも簡単に変えさせられるのが
グランチの権力構造だ。
その狡猾な構造こそが
人々の生命をより短命にするシステムなのである。
3.11ではこうした間違った企てで
正しいことが為されなかったのは
補償金額が膨大だったからである。

黄昏

同時に、危機を分断することによって
支配以外の動機のない彼ら(=グランチ)は
自ら黄昏れているのである。
軍事テクノロジーと
富の大半を記号化する贈与経済は
人類の全生産性以上に加速度的に増大し
国家の補助金と株の配当金にしか
変換してこなかったからだ。

続)分断された危機

バイオスフィアは一つであるが
火山学と地震学、
そして地球生物学と宇宙物理学は
それぞれ相互の関係を失っている。
そして、それぞれが
異なったスパンの予測ばかりしているのは
人類の危機に関する予測がお金になるからだ。
分断された危機こそ
人類の生存にはもっとも危機である。

分断された危機

70人を超える今回の死者のなかに
警察官はふくまれていたが
気象庁の関係者や学者は一人もいないようだ。
彼らには火山には研究目的以外に近寄らない習性がある。
専門家の危機意識が補助金獲得以外で
広く共有されていないかぎり
彼らの知性とモラルは低い。

モデル言語とシナジェティクス

実験室で化学的に合成される遙か前から
おそらくバイオスフィアが誕生する前から
フラーレンやナノチューブは大気圏に落下する無数の隕石にあったように
テンセグリティはすべての細胞にデフォルトとして存在していた。
そしてフラーレンやナノチューブでさえ
テンセグリティ構造という構造の一般化は
実験室では認識できなかった。
自然のもっとも純粋な構造は
観察ではなくモデル言語が生成する概念によって
はじめて理解されたのである。
あきらかに自然の構造が言語の構造に影響を与えているにもかかわらず、
科学的観察からこの自然の構造とその一般化が発見できなかった事実を
シナジェティクス以外の科学は指摘してこなかったのである。