日別アーカイブ: 2014年10月7日

安全率(safety factor)再考

台風に関して、過去最強、観測史上最大は
せいぜい半世紀以内の記録の比較。
この程度のスパンで、バイオスフィアの傾向と対策は捉えられない。
専門家とメディアは、3.11の時には
過去最強、観測史上最大規模の被曝とは言わなかったが
津波や地震、そして台風などの自然災害による被害は
より大きく見せたい習慣がある。
これらは常識的な習慣ではなく
安全率(safety factor=予測される破壊または正常に作動しなくなる
システムへの最小の負荷と最大の負荷との比)を
科学的に分析しないまま、
システム自体の改善を包括的に回避する計画的な行為なのだ。
安全率に基づく人間による改善や改革は
ほとんど何の危険(リスク)も負わないシステムにとって
過去最強、最大規模のリスクだからである
危険のない試行錯誤に陥った生物は短命である。