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発見者 vs 指導者

専門分化を支える概念には
最高指導者を置くことが含まれている。
科学の各専門分野の指導者は
必ずしも原理の発見者ではないが、
シナジェティクスは
自然の原理の発見者以外に
指導者を必要としない。
シナジェティクスは
もっとも包括的な思考から生まれる。

SYNERGETICS RBF
One Energy Event: Action, Reaction, and Resultant:

最初のサバイバルテクノロジー

人類の最初のサバイバルテクノロジーは
毒性のない動植物を見分ける知識と
狩猟採集から得た食材の調理方にあるだろう。
狩猟採集民の労働時間が短かったのは
武器の製造法がそれらに優先し始めるまでだ。
後のお金の稼ぎ方は
サバイバルテクノロジーとは無関係に始まっている。

人類はでんぷん豊富な主食からより多くの栄養を得られる遺伝子を選択した。

より重要な部分が存在しない自然

ウランは水素原子がなければ誕生しなかったが
ウランは水素よりも重要とは言えない。
人間はどんな部分からも全体を推測できないが
自然にはより重要な部分が存在しない。
テンセグリティは
より重要な部分が存在しない現実を
視覚化した希有な宇宙の構造モデルだ。

『コズモグラフィー』シナジェティクス原論
バックミンスター・フラー著 梶川 泰司訳 白陽社 2007

非物質化(エフェメラリゼイション)

部分を結合した全体ではなく故に全体を部分にも分割できない時、
全体システムの働きは非物質化されていく過程に存在する。
しばしば神秘と区別できない純粋な構造原理の物質化によって
通常の構造物の500分の1以下になる時、
テンセグリティと呼ばれる。
安全で経済的構造は発見されたのだ。

展開型テンセグリティ構造 直径11m 
シナジェティクス研究所 構造デザイン  梶川 泰司

より重要な部分が存在しない構造

すべての危機は、
より重要な部分を専門家に委任してしまう社会構造が引き起こしている。
より重要な部分をシステムからすべて排除したテンセグリティシステムが
宇宙に存在することが70年前に発見されたにも関わらず、
未だに社会構造化されない。
大多数がより重要な部分を委譲できる自由への幻想が続く。

放散虫 
疑似無重力圏内で圧縮と張力の動的な相互作用で獲物を捕獲する時に、
圧縮材が損傷しても、テンセグリティ構造は、全体の自律性を維持できる。

イノベーションへの知性

より大きな仕事にはより小さな知性しか宿らない。
脳を忙しくさせることよりも
忙しいことを自慢すると、思考力はより愚鈍になる。
冷蔵庫や洗濯機、そして自動車、パソコンなどは
巨大プロジェクトから生まれていない。
それらは大学の研究結果でもなかった。

家電の歴史

野性的努力

人間が考案した経済原理は
適者生存ではなく、
取るか取られるかという勝敗ゲームにおける
運者生存にある。
存在し続けるための野性的努力(natural selection)が
経済原理とは無関係になればなるほど
貧乏になるシステムである。
たとえば誠実さと収入は反比例する。
また、集団で巣作りをする蜂の場合、
1匹の女王蜂だけが子どもを産み、
他の働きバチは巣の維持をする経済原理は、
運者生存ではない。

チャールズ・ダーウィン(1809-1882)イギリスの自然科学者の鉛筆画

経済原理

「1ドルは、アメリカの連邦準備制度に対する1ドルの負債を表す。」
連邦準備銀行は無から通貨を
自由に創造し合衆国財務省から政府債権を購入する。
この債権を日本はアメリカ国債として購入する。
日銀はFRBのシステムをそのまま導入した。
自然にこのような経済原理は存在しない。

SYNERGETICS  RBF 1975
Universe as “A Minimum of Two Pictures”:
Evolution as a transformation of nonsimultaneous events: