カテゴリー別アーカイブ: グランチ

塩素社会

「現在の下水システムに関するすべての基本的なデザインは、
紀元前2,500年頃にインドで発明される。
それ以来、本質的に改良したものはいない。」(RBF)
という概念が都市を支配し形成している。

現代の衛生の概念が、塩素に依存する社会構造を形成し、
都市と農村から微生物を排除しているのである。
日本の塩素の生産量は2兆円であり、
ソーダ工業(つまり、グランチ)の生存にとって
塩と電気(つまり、原子力エネルギー)は必須の原料なのである。
(ソーダ工業の塩の消費は、全消費量780万トンの内、全体の74%、
飲食の生活用として消費された量は全体のわずか2%)

しかし、現代の発酵微生物工学は、ブタなどの家畜の屎尿処理から
無菌の純粋な飲料水が生産できるので、
すでに上下水道を統合できるまでの実用性に達している。
(実際に試飲した私の経験に基づいている。)

塩素社会は、海を構成する基本物質を搾取しながら
微生物と人類の惑星地球上でのモバイル性を阻んでいるのである。
さらに、塩素で固定されたインフラによって人類は課金され続けている。

エコロジーとは、全生命にかかわる構造とパターンに関する動的な科学である。

量子化 vs. 規格化

真のモジュールは、統合された他との互換性を備えた
システムの<有限な分割方法>としてデザインされる。

産業界の標準化された生産方式や製品管理の過程で採用される
<規格的な存在>としではなく、
宇宙は、原子や分子や量子飛躍におけるエネルギー量において
モジュールによる単位化(=量子化)を採用している。

それらは、教育と労働の場における強制権を行使するための<規格化>とは異質であるが、
それゆえに、いまや健康権を行使するために身体と病気さえも
<規格化>で統一されようとしている。
<規格化>は原因と結果の相互関係を、統計学的に歪曲し破壊できる。
視聴率や支持率の概念なども民主化を偽装するための規格化に成功している。

<規格的な存在>は、統合された他との互換性と変換性をしばしば破壊するための
権力テクノロジーの絶え間ない浸透力を形成する。

<規格的な存在>は、真のモジュールと決定的に異なる<分割の無限性>に
その存在理由を自ら規定することによって、
<分割の無限性>を、放射エネルギーで補填し続けているのである。

続2)デザインサイエンスの課題

純粋な構造システムの実験は
バックミンスター・フラーの時代に、
十分にそして、ほぼ完璧に追求されている。
しかし、彼は<複数の卵を一つの巣>に生まなかった。

実際、その実験は300例を超えていたのを、
私は、フラーの全クロノファイルのアーカイブを
2ヶ月間かけて閲覧して確認した。

フラーの絶えず変容する構造実験によって、
編集されて生成されるタグ(=複数の巣の互いに異なった名前)と
それらを包含するアーカイブが
フラーの死と共に閉じてしまったがゆえに、
クロノファイルに眠る、それらのまだ接続できていない情報群に
新たな秩序を与えられるデザインサイエンティストは、
現在のフラー研究所には不在である。

研究し、開発し、プロトタイプを生成しない
アーカイブ内部に精通した情報探査方法から、
どんな卵という動的な<フィジックス>は生まれない。

デザインサイエンスの課題

素材の変革は、イノベーションの専門家が夢中になるだろう。
形態の革命は、投資家をうっとりさせるためのデザイナーの手段になるだろう。

それゆえに、人々の生活を短時間に、少ない時間とエネルギーコストによって
豊かにするデザインサイエンスは、つねに不在であった。

包括的なデザインサイエンティストにとって、デザインサイエンスの課題とは、
物理的状況に制限されていながらも、対応可能な問いかけとして繰り返し現れる時に、
それらの困難さに挑戦するためのマインドの独自な反応であるが、
その局所的な差異において、つねに矛盾していると思われる課題である。

数学的に、物理的に、経済的に、
そして、しばしば、概念的に、哲学的に。

異質な二つ(twoness)

互いに対立し、最終的に一方が他方を打ち負かすために、
互いに異質な二つの相互関係(twoness)は、
イデオロギーの場合、意図して作られた<現実(リアリティ)>だった。
これ以上の幻想は存在しないにちがいない。

宇宙では、互いに対立し、互いに異質な存在は、
相補的に統合されている。

電子と陽子からなる原子核構造や、
張力と圧縮力からなるテンセグリティ構造など、
互いに異なる非鏡像的な異質な二つ(twoness)から形成されている
その例外がない現実から、日々の生存が始まる。

分離した異質な二つ(twoness)は、
互いに対立する方法ではなく、受容し統合する方法の始まりなのである。

40年の懐胎期間

飛行場に着陸した飛行機の機体は、巨大地震に対しても安全であるが
飛行時は、さらに安全である。

住居の安全に対する構造に関する観念や概念は、
建築学が扱う形態の中だけで作られてきたものだと考えざるをえない。
静止した物体を前提にした設計方法と法律は、もはや時代遅れである。

複葉機からジェット機までの僅か40年の懐胎期間で
航空力学は、宇宙に着手したのである。

欠乏のための経済学

現在の富裕層は、
大多数に対して、強制か束縛、または矯正を行わないかぎり、
大多数がより加速度的に増加する傾向にあるという前提から
民主的なコミュニティの規範を形成している。

同時に、加速度的に増大する
エネルギーと食料、そして住居の欠乏こそが、
他者の死を制御できるという
経済学(=法律家資本主義 Legally Piggily)に誘導することで
自らへの支持を持続させる。

あまりにも不変的な

バックミンスター・フラーから開始された
モバイル・テンセグリティシェルターの開発の根拠とその歴史は、
金や土地を所有することで
周期的な経済破綻から逃れる方法が、
絶えず稀少性という基本的条件を維持し拡大する権力構造の方法であり、
それ自体はエントロピックで
それゆえに、非再生的な有限な金や土地によって
経済を可能とし必要とすればするほど、
人間の生命と人生を危険に陥れるあまりにも不変的な方法として
大多数に受容され続ける歴史と反対称的に重なるのである。

ほとんどの建築家は、彼の先進性を模倣するが
かれの反対称性を理解しない。

表裏のトポロジー

グーグルや他のSNSなどは、
いまや、個人を監視し、管理し、さらに
自主的に、やがて無意識的にも自己を訓練し、
さらに自ら矯正していくシステムから
個人が意識的に、群れから完全に逃亡し、
新しい群れに出会うための
独自なテクノロジーを発達させない社会には不可欠である。

これは核兵器のような大量殺戮兵器開発よりも
安全で確実な安価な方法である。
大多数の個人と共有できる無料アプリだったから。

この無料アプリは、著作権法で22世紀まで保護されている。

監視と逃亡、学習と矯正、管理と共同、陳腐化とバージョンアップは
いまや、表裏のトポロジーで一体化している。

ローカライゼーション(地域化 localization)

個性は、民主主義よりもはるかに権力によって制御され、
教育は、その権力の構造によってローカライズされる。

個性化が独創性を加速する方法ではない。
個性による職業的な同一性は、
その手段であり、権力の作用効果である。

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☆ペンギンの翼は、自然の個性化を果たしている。yk

<個人>の概念

<個人>の概念によって、単純で強い自己愛に包まれたまま静止している習慣を
自己の外から見ることは困難だ。
<原子>にもさらなる内部構造がある実験の方法が一世紀前に存在したように、
<個人>にもならなる内部構造があることを示す思考実験の方法は存在する。

そして、民主主義政治システムの中の<個人>の概念は、
何者であるかを見出すための幻想に満ちた矯正手段であることが認識されるだろう。

こうした凡庸な才能の形成と同時進行する政治システムの形成には、
何者かであることを拒む思考はまだまったく関与していない。
<個人>は矯正されつづけ、ほぼ職業と一体化してしまったのである。

<個人>の概念は、<宇宙の階層構造>を隠蔽するために発明された。
可能な限り深く、そして広い範囲で暴き出す先験的な<宇宙の階層構造>を。

空気メーター

グランチは、石油資本による電力ネットワークを構築する前に空気の独占方法を模索していた。

マルセル・デュッシャンが、<パリの空気50cc>(1919)を制作する前の、彼の作品メモはその歴史を批判する。
<自分が呼吸する空気にお金を支払わねばならない社会を作りだせ>
[空気メーター、禁固刑または空気の希少化を行なうこと、料金未納の場合は必要に応
じてただ窒息(空気のカット)させよ](1915)
1950-134-78

どんな課金メーターもないテンセグリティ・シェルターは、
無柱、無管、無線、無軌道の大気圏内で振動するニューマチック(空気構造物)である。

一つの巣

ほとんどの同時性は通学や出勤によって維持されている。
膨大な石油エネルギーと原子力エネルギーが
その同時性の確保のために浪費させられている。

<一つの巣にすべての卵を生む RBF>危険な習慣性デフォルトを支える、
すなわち、一つの巣の中で適者生存を競う同時的社会観は
知的な成長と自然の経済から脱落する。

学校や職場という同時性で矯正する環境は、
一つの巣の中の国家経済の破綻と共に解体されるだろう。

瞑想

シナジェティクスモデルの発見、
つまり、物質化と非物質化との相互作用の存在は
全体を完全な注意を払って見つめる心の状態と関連している。

ライセンスや生活費を稼ぐために
どうして学校や仕事場に行く必要があるのだろうか
と、考えた16歳の時の直観とすこしも変わらない時代に生きている。

動力学的住居

17世紀にミケランジェロに加えてレオナルド・ダ・ビンチが設計に参加した 
バチカン市国の世界最大級のサン・ピエトロ大聖堂によって
無柱の球状空間(直径49m)が、絶えず威信を持つようになり、
その後の宗教的建築のモデルとなった。

世界最大級のための初期の構想案は、完全な半球ドームであったが、
最終的に静止力学的な解法と実験から尖頭型ドームが採用された。

システムの各要素の相対的な位置が時間的に変化しない状態で作用する
力やトルクについて研究する静止力学的は、
大地の静止状態を前提とした構造物のみを対象にしてきた。

その歴史的保守性を超えたのは、1949年のバックミンスター・フラーによる
オクテットトラスを構造モジュールとした
動力学的なジオデシックドーム構造(直径51m)である。
真のジオデシックドーム構造は、大地に根ざした基礎部を必要としない。

それによって、形態学や超専門化した施工技術を基盤とした建築学ではなく、
数学を基盤とする超軽量な構造学がはじめて明らかにされた。
同時に、世界最大級の宗教が独占してきた無柱空間は、
ジオデシックドーム構造による単位あたりの物質・エネルギー・時間コストで
圧倒的に陳腐化したのである。

大地の動的状態と共存可能な人間の住居のモデルは、
巨大宗教を支えた静止力学的な建築学を基盤とするのではなく、
数学を基盤とする経済的なモバイル用超軽量テクノロジーに移行したのである。

この超軽量テクノロジーは、
惑星地球上のあらゆる局所的気象条件下でテスト済みである。

宇宙エコロジー

個人は、生活費を稼ぎ出さなければ、ホームレス化するように教育され、
国家は、新しい資源とエネルギーを見出さなければ、
消滅する恐怖感から、戦争するように運命づけられている。

エネルギー・食料・シェルターのすべては
個人で獲得可能なノウハウの段階にある。

国家が破綻する前に、われわれは自律的に実践すべき段階にいる。

エネルギー・食料・シェルターの包括的実践ノウハウは
選択可能な宇宙エコロジーの一形態である。

破綻させる方法

軍隊を持たない資本主義は存在しない。

しかし、学校では、
より高給な職業は教えるが
合法的に金を稼ぐ方法も武器の製造方法も教えない。

学校は、金を借りて、家や間接的に武器を買う人々を教育する。
破綻させる方法が一番儲かるから。

監視体制

国家が破綻する前にこそ、監視グループによる厳戒な監視体制が敷かれる。
日々の生活において、ますます監視と無縁である保証はない。

その監視体制でさえ、破綻後には解体されるだろう。
すでに大多数が監視なき概念の牢獄に繋がれた後だからだ。

われわれが、拠り所にしている絆によって。

法律家資本主義(Legally Piggily)

原子力の所有権は、政府による巧みな法律操作により、超国家的私企業に譲渡されてしまった。
彼らの基本的戦略は、「人類には、企業の原子力エネルギー開発計画に代わる現実的な選択肢は存在しない」
という確信に基づく。(『クリティカル・パス』RBF 1981)

もっとも非科学的で傲慢な強欲的態度は、
自由企業カルテルとその法律家資本主義(Legally Piggily)に始まる。
原子力の所有権は、<鉄腕アトム>の公報開始時期には、まだ一般市民にあった。
現在の日本列島全域は<原子力カーテン>で閉じられつつある。

個人の形成

個人の形成が個人の社会的位置の選択を伴うならば、
個人の好みに応じて職業を変えられるだろう。

いまや日本の教育において、
多くの個人は、個人の形成が絶望的に近いと感じている。

なぜなら、職業が教育を決定しているからだ。

観察力

思考形式も、身体の環境から、身体の表面で、そして内部で、
外部化作用によって生み出される。
圧縮力が、構造の表面、そして内部で、重力作用によって生み出されるように。

その外部化作用は、まず義務教育課程で、
徹底的に監督・監視する教師によって行使される。
その教育課程外でも、
10歳までに首尾良く訓練され矯正される味覚と食欲の研究は
無数のマクドナルドで実証されている。

しかし、マクドナルドで教育されたこどもは
優れた料理人は成り得ないという研究はけっして為されない。

抜け目ない権力の外部化作用によって
徹底的に思考形式の生産・再生装置に束縛されていることに
驚くことさえできない段階に到達したのだろうか。

太陽系生命が、<一粒万倍>の
内部化するシナジェティクスに支えられている現実を識る方法は
訓練され矯正された観察力から生まれない。

2つの機械的問題

日本政府による米軍機の事故情報が、
アメリカ軍の支配下にあるのは、つねに政治的問題である。  

しかし、

空中給油する前提でデザインされた航空機の場合、
空中給油ホースがプロペラに衝突したのは
本質的に航空機の機械的問題である。


コントロールが失われて基地まで帰還できなかったので
不時着時に機体がバラバラになった場合、航空機の墜落であり、
本質的に航空機の別の機械的問題である。


機械的問題が生じたオスプレイが墜落するまで、
パイロットには同乗する兵士全体の生存率に対する判断が必要であった。
着水は、兵士たちの生存率を上げるために訓練された結果であり、
島民に対する配慮ではない。

高価なオスプレイは、海上で危機的な機械的問題が生じた場合、
兵士の安全を優先するために、海上に着水して墜落するようにデザインされている。
(実際オスプレイのコックピットは、墜落してもバラバラにはならなかった。)

那覇 NAGA

海が連続している限り、
沖縄(=那覇 NAGA)なくして、武器とその中継基地、そして遠隔手段は形成されない。
権力と知の相互作用から、人々は従属させられる。
知るものは、見られるものとして。

しかし、しばしば人間が見るものは、
それまで人間に知られるものではないのである。

やがて、世界を構成するものは、入れ替わる。
見るものが、知るものと。

稀少性

贈与経済学者は死んでしまった。
その構造を研究する哲学者もいない。

絶えず稀少性を独占する経済システムは、
有限な資源とエネルギーという不活性的で非再生的な自らのシステムによって
人類の生命を危険に晒す。
そして、稀少性は戦争機械のエネルギーである。

真の稀少性とその神秘は、
宇宙の元素の存在度とその分布パターンにしたがって再生される
物質と生命の相互作用に備わっている。

反転操作による多極化

エスタブ・軍産リベラル系のマスコミや言論人が
法律家資本主義下の軍産支配を打ち砕くための
ロシア傀儡の疑似ニュースを
多数派のように見せかけて非難する日は
日本ではやって来ないだろう。

マスコミの言論人の質が最初から低下させられて開始しながらも
人々に広く長く、否定ではなく、軽蔑でもなく
多くの人々は軽信して、幻想に満ちた<個性>と<個人性>を
ただ生きているだけだからだ。

つまり、より強化する軍産支配はこれからだったはずが
世界はすまます多極化する速度を上げている。

世界権力構造の多極化は、第2次世界大戦から始まった。
最初は、イギリス大英帝国とアメリカ合衆国という
内部と外部の入れ替わりと同時の最初の<極性の反転操作>だった。

このトポロジー的反転操作こそ、イデオロギーを超えたグランチの
ノウハウと腕力である。

双頭の龍の脳は、入れ替わっても変わらぬ双頭である。
この双頭の龍(=安物の西部劇に飽きた人々でさえ、命をかけて互いに熱中してきた)は、
今や世界中で複製されている。

モデル言語生成の<場>

先験的なモデル言語の生成は、こどもが得意だ。

言語の生成過程を加速する触媒作用のための<場>以外に
何の目的が学校にあるのだろうか。

学校と教師とPTA(それらを受容する不動産としての建築物)は、
陳腐化した産業社会で作られた知識によって
作動してきた人工物の一つである。

こどもの直観は、陳腐化しないようにデザインされている。

生活水準(=自分以外の環境)

バックミンスター・フラーが、『クリティカル・パス』において
真理を語ることによって、自分と権力構造との関係を危険に晒し、
自分の生存さえも危険に晒す書だったのは
彼が死を意識しはじめた最晩年(1981年)を待って書き記したという事実にある。

宇宙の構造と世界権力構造との違いについて
発見され経験された事実を語られる読者は、遂に宇宙の物質間におけるフラーレーンのような
反権力的構造(=大地から自立し重力から離脱するテンセグリティ構造)としての
真理を受け入れなければならないだろう。
ーーーーーー反・超専門分化として機能する宇宙の「部分からは推測できない全体のシステムの働き」は
まだ到底社会構造には反映されていないという事実と共に。

実際、より多くの学生たちは、より専門分化された学問と職業を追い求めている。
ーーーーその動機がより高い生活水準(=自分以外の環境)ではなく
より高い収入(富による自分だけの環境)を求めるためだとしたら、
そのシステムの致命的な矛盾を生きる
反超専門分化としての包括的な人間形成はなくなるだろう。

黄昏

アメリカの大統領が替われば、日本の政治・経済が変化するが
沖縄が変われば、日本人が変わる。

世界の権力構造にも、相互関係の段階がある。
その相互関係が、段階的な黄昏なのである。

エネルギーと食料の不足を想定した支配の。

脱獄

暗黒時代は千年以上も続いている。
しかし、概念の牢獄から脱獄できなかった歴史はない。

脱獄の概念という鍵を発見したシナジェティクスは
大理石の多面体から脱獄したのである。

気楽なメタフィジックス

幾何学愛好者が
シナジェティクスを批判するほど
シナジェティクスによる存在論が試行されないのは
完全に不調和で分裂している国家が実現されているからだ。

互いに異なる利害を生むための
異なるアイデアをめざすだけの個性によって、
互いに理解しない人間同士をバラバラに束ねるテクノロジーを開発しながら
税収奪から逃れる企業と税収奪に飢えた国家との間で、
幾何学愛好者たちは気楽なメタフィジックスを奏でている。

気楽なメタフィジックスから
エネルギーも食料も、そしてシェルターも生産されない。

権力の起原論

権力のメカニズムと権力の力学の総体を研究する研究者は
権力の起源の関する考古学を持たなかった。

『クリティカル・パス』(バックミンスター・フラー著 梶川泰司訳 白揚社)は、
権力の起源の関する考察から
国境を越えた見えない<グランチ>の包括的な動きを予測した最初の書物である。
(<強欲な法律家資本主義>という現在の経済学者が使用するタームは、
この訳書から生まれている。)

権力の起原論なき権力の力学の総体からは、
<強欲な法律家資本主義>の黄昏を予測できなかった。

不動の地盤

未知の断層は、科学者ではなく
地震によって発見されることがほとんどだ。

大地震の予測は、科学的には不完全であるにもかかわらず
既知の断層によって作られている。

これほど危険な予測はないのだが
地震によって発見される断層を科学研究費で研究する地震学者ほど
不動の地盤はないのだ。

無対称性

人間はあらゆるものを発明することができる。

非対称性ではなく、無対称性に
魂を奪われやすい人間には
考える能力を与えられたのだ。

軽薄で嫉妬深く、気まぐれで偏見に満ちた不公平な世界や
他人の価値基準を変える方法を除いて。

タイムラグ(再考)

子どもたちが
自発的な会話もない教室で
曖昧で散漫な学習に時間を費やし、
大人たちが
動機もないまま解決すべき優先課題を持たない
学問や教育に時間をかけすぎると、
どんな人間をも
怠惰で不確かな人生へと導かれる。

そして、異なった言葉とデザインで着飾った人間は
誰でも誰かに似てしまう。

それは大多数から富を奪うために
非同時的に感じさせる
歴史的な企てなのだ。

そして、
情報を非同時的に管理され
ついに健康までも奪われている。

巻き込む(involve)

<展開evolve>に対比する概念(正確には反対称的な概念)は
<巻き込むinvolve>であり、「回転して内部に巻いていく」ことだ。
これは前者と相補的にかつ動的な均衡を形成する。
この相補性は、決して鏡像的な関係ではない。

この概念モデルは、台風にもハリケーンにもキノコ雲でも再現されるが
沖縄は、アメリカの軍事的展開を回転して内部に巻いていく
ナーガの棲む場所だ。

人口と地球温暖化

科学的な計画や見解は、政治的な計画以上に
つねに、圧制の戦略や手段になる。

人口と地球温暖化を減少させる以外に
エコロジーは存続できないという科学的見解のもとで
たとえば原子力は税金によって開発されてきた。

貧困への統制力

政府開発援助(ODA)による貧困救済の贈与形態は
貧困化とテロの一原因であり、
あらゆる生産的で加速度的な富を超国家的企業による搾取によって
その富の格差、そして、
テクノロジーの固定化(主にダム建設などのインフラ整備)と拡散をもたらす。

こうようなIMF体制が得意とする贈与による統治は
みえない軍事力と緩慢な死(人口統制力)を強化している。

食料、エネルギー、シェルターへの
自立した生産力の加速度的な富は
つねに見せかけに終わる。

ミュート機能

「流れの中で空気の中で固まっていった(都知事)」

利権構造を批判する身振りを支えるこの政治家たちの言語は、
比喩において、非科学的であり、破綻した記号に満ちている。

<空気を読む>ことに矯正された社会とメディアは、
破綻した記号群と特殊な方言を
ミュート機能(出力を遮断する機能)として
日本全域に通じる<標準語>に仕立てようとしている。

このノイズを消す沈黙する機能は
隠れた現金製造装置に変換されたのである。

矯正装置としての空間構造

農業用ハウスは野菜の品質と価格に影響するが
人間が住めない農業用ハウスは
この半世紀間、構造的なモデルチェンジをまったくしていない。

空間構造による権力側の要請に
技術面で支援するのは
許認可の範囲内で空間構造をデザインする
建築技術者たちである。
 
空間構造はもっとも効果的な矯正装置の一つである。

浮遊的・回遊的・遊牧的科学

税収入に飢え続ける国家は、
ジオデシックやシナジェティクスのような
浮遊的・回遊的・遊牧的科学から、
独占可能な応用科学的技術だけを採用し、
こうした物質をより使わないテクノロジーを
許認可の制限内に従属させ、
その適用範囲を限定し管理する。

これは権力テクノロジーの基本的な戦略である。

疑似的な
浮遊的・回遊的・遊牧的科学は
いまや火星に集結しようとしている。

デザインサイエンスの革命性

デザインサイエンスが自ら革命的方法論を提唱し実践するすべての過程において
クライアントに依存しなかったデザインサイエンスの革命性は
ほとんど知られていない。

デザインサイエンスの革命性は
投資家の存在と発言を排除できるほど
既製品と既成のテクノロジーの新たな相互関係の発見から実践できることにある。

しかし、最晩年のバックミンスター・フラーの<フライズアイズ>における
量産型のモジュール革命性は
未だ高額な金型の初期投資に依存していたのである。

単なる用途(ユーティリティ)の開発に留まらない
デザインサイエンスのプライムデザインを
その実践者のみが担うこのシステムは
金融資本主義の側にはない。

抑圧の起源

人間に対する抑圧の起源には
政治的抑圧以外はそれほど注目されていないが
重い屋根と頑強で太い大黒柱からなる
物質的に過剰な住居の構造による
長い歴史的な抑圧がある。

あらゆる権力の起源は
重厚な存在を目指している。

非構造

掃除機は自分自身を掃除できない。
洗濯機も自分を洗濯できない。

国民を監視できるが
権力もまた自分自身を監視できない。

その非構造のなかに
原子力が閉じ込められたのだ。

権力の外部化は
権力から生まれるが
つねに生命の統合作用とは無縁だ。

つまり、太陽の黒点数に関与できない
テクノロジーの段階にある。

超国家的私企業

一般市民に優先的に帰属すべき非共産主義経済圏における原子力の所有権は、
政府が1/3世紀をかけて展開した巧みな法律操作により、超国家的私企業に譲渡されてしまった。
自由企業カルテルの基本的戦略は、
「人類には、企業の原子力開発計画に代わる現実的な選択肢は存在しない」という確信に基づく。
——-『クリティカル・パス』(白揚社 バックミンスター・フラー著、梶川泰司訳)より引用

バックミンスター・フラーは、1960年代にグランチによる電力会社と核戦略の予測に到達していた。
つまり、局所的な権力間には、超国家的な連続性が存在する。

キノコ雲の外破と内破

2009年7月9日 の<犬のしっぽブログ>から再び引用

真空管が破裂することを、内破(implosion)という。
内側に向かって爆発するという意味である。
この概念は、正しくない。
内破は、重力現象として見るべきである。
ヒロシマの原爆は、空中爆発(explosion)であったから
爆発と共に強大な球状空間が真空化され、
ついに、内部に強力な吸引力が発生した。
このもう一つの重力はやがて、上昇する螺旋運動を形成し、
キノコ雲の球体を形成した。
原爆はけっして都市を吹き飛ばす爆発力だけではない。
原爆の瞬間を表したヒロシマ原爆資料館の最新のCGのように、
爆発の放射(=圧縮力)のみに注目する原爆の物理学には、
内部への吸引力としての張力は不在である。
秩序を見分ける方法は、
もっとも大きなパターンの存在を発見すること以外にない。
そのパターンは、概念によってはじめて投影される。
kinoko_01.jpg
映像1
最初の原爆のニュースは、共同通信社の特派員による手書きのイラストだった。
キノコ雲の下には、巨大な螺旋状のトルネードが描かれている。
kinoko_02.jpg
映像2
アメリカ空軍が撮影した高度1万メートル上空からのキノコ雲。
キノコ雲よりもトルネードの方が黒いのは、爆発によって形成された放射性物質を吸い上げているからだ。
このキノコ雲は排気と吸引の機能を持っている巨大な掃除機と考えられる。
電気ではなく、原子力で作動した最初の掃除機だ。
多くの瓦礫と死体、そして元安川の水を大量に吸引した。
これが後の黒い雨となって落下した。
ヒロシマに川がなければ、もっと被爆者は少なかっただろう。

人権について

国家は人口を増大させることができるが
虐殺もできる。
自国でも他国でも合法的に。

人権保障は各国の政治に委ねられていたのはほぼ40年前である。
つまり、人権の普遍性はアプリオリに考えていなかった事実がある。

しかし、すべての個人には国家権力からの自由がある。
個人は人間を国家のために虐殺してはいけない。
自国でも他国でも。

人権の普遍性が、<軍隊を持たないイデオロギーは存在しない>という
恐怖心が支配する思考を打ち砕く歴史はまだ半世紀を経過していない。

無料の同時的監視技術


「ポケモンGO」に仕組まれた”ワナ”とは
膨大な利用者のGPSによる位置情報がいまビッグデータに蓄積されていることにある。
これ以上の無料の全世界的な同時的監視技術はこれまでに存在しなかった。


25日の東洋経済ニュースによれば、

[「ポケモン」というと任天堂のゲームというイメージが強いが、
「ポケモンGO」はグーグルでGPSを活用した
社内事業から始まったナイアンティック社が作ったもの。
任天堂および株式会社ポケモンは、
あくまでナイアンティック社の株主に過ぎない。]


監視技術は、テロ対策だろう。
テロリストは「ポケモンGO」に興味ないから。

否、そうではない。

テロリストのいそうな場所にポケモンを配置させるだけでよい。
携帯がすべて監視カメラに変換される。