カテゴリー別アーカイブ: グランチ

続)反イノベーション

真のイノベーションはイノベーション自体を破壊する。
しかし、顧客と投資家に資源を依存している限りその破壊には気づかれない。
イノベーションは非常事態にしか形成できない。
「国家非常事態」の宣言によって大規模な予算獲得がなされた場合のみイノベーションが起動する。
しかし、3.11以後の国家予算で、エネルギー、食料、シェルターにおけるイノベーションは
現在まで存在していない。
個人においてのみ、自律した生存方法は条件反射的な想像力から逸脱した規模でのみ実践していくことが可能だ。

自己教育実験

経験するほとんどは、自分の間違いに関連している。
しかし、両親と学校は子供に対してこの事実を除外するように思考させる以上の間違いはないだろう。

自己教育システム(self-learning)が生得的に機能する長期の教育実験はほとんど知られていない。
学校から教師と教科書が消えるとこどもは何も学習できないと考えているうぬぼれを
見事に破壊した戦後のヒロシマにおけるアメリカ主導の教育実験について。

私の小学校3年間は、こどもだけが互いに対話から学んでいた。
学校でもっとも幸福な時期をもたらすこの自己教育システムに反対したのは、
自分たちの存在を奪われると想像し失業を恐れた教職員組合である。

この逸脱した実験が敗戦国でのみ可能だったのは、アメリカ国内では人体実験として禁止されていたからだ。

学ばない自由

シナジェティクスが反アカデミズムだから学びはじめた学生が
シナジェティクスを発見したことはない。

学ぶ理由がアカデミズムでないなら学び、
学ばない理由が反アカデミズムなら学ばない場合、
どちらも動機付け(know why)とは無関係だからだ。
学ばない自由はどこにもない。

シナジェティクスは、学ばない自由を経験するレイマンから生まれる。

角度のトポロジー

TETRAMA(テトラマ)は、地球という球体の表面情報を
人間の視野角に変換するための次の6つの「角度のトポロジー」原理を応用している。

1.すべての多面体の内角の総和は720度の整数倍である。
2.同時に、球面とそれに内接する多面体の各頂点における角度の差の総和は、
つねに720度である。
3.テトラマは、最小限の正4面体であり、内角の総和は720度である。
4.観察者から観る全方位の視野角の総和は720度である。
5.2つの正6角形の内角の総和は720度である。
6.2つの正6角形に投影された全地球の地図情報は隙間なく平面充填できる。

これらを直観的にかつ非論理的に、つまりシナジー的に統合された時、
TETRAMA(テトラマ)が生成される。

https://www.tensegrity.jp/items/9120599


天球儀VS地球儀

天球儀は地球儀よりも早く完成している。
船乗りたちが地球が丸いという概念を証明してから球面幾何学が作られたわけではない。
船乗りのような冒険者ではない神官たちによる天体観測と三角関数の概念形成が先行している。
これらの関係は数学史では触れられていない。

原子核から細胞、そして太陽系まで

かつてのインダストリアルデザインの対象は、「口紅から機関車まで」であったが
現在はミサイルや戦闘機にまで拡張されている。それらをもっとも高額な商品にするために。

テンセグリティという「原子核から細胞、そして太陽系まで」を包括している構造原理を
彼らはデザインの対象にしなかった。

真の構造は工業デザインや建築デザインではなく、つねに発見されてきたからだ。
基礎も応用も存在しない構造は、構造の定義を破壊した。

(レイモンド・ローウィは、バックミンスター・フラーと同時代であったが、
ローウィの機関車は博物館にのみ存在する)

SYNERGETICS(R.B.Fuller)
Fig. 730.12 Stabilization of Tension in Tensegrity Column

集団的自己欺瞞

真実とは、一方又は他方に進むジグザグな方向を修正する時の
振幅を次第に最小化することであり、
同時にその方法を探査する過程に存在する。

噂と株価にかまけて真実を思考しない習慣は、
集団的自己欺瞞に属する。

真実は、自己と対称性と美との最小限6つの関係でのみ存在する。

SYNERGETICS
Fig. 542.02 Tetrahedral Analysis of Plato’s Triad

欠損(defect)

専門分化とは、細分化された能力である。
しかし細分化させる能力を分岐させ、
あるいは、
それらを統合させる場合にはほとんど無力である。

分断して統合する方法よりも
より統合する方法は、自然(=たとえば原子核)においては
質量欠損(mass defect)となる。

結合エネルギーによって質量が増減する現象は、
原子核だけに限らず化学反応やテンセグリティでも生じる。

欠損(defct)とは、統合(integrity)の現れである。