ヒロシマノート」カテゴリーアーカイブ

裏庭のシダ

母さんはエプロンが嫌いだった。
そんな時間に帰れなかったから。
父さんはバスが嫌いだった。
もっと早く帰れる場所があったから。
その同じ場所で
僕は化石と縄文土器、
そしてシダと胞子を集めていた。
どんな癖よりも裏庭よりも
古い記憶だから。

森は移動しながら森になった

父は私が生まれるまでに30回以上引っ越ししていた。
水と空気、食事と日々の新しい出来事、そして
テンセグリティ・シェルターがあれば
100回以上は愛する家族と一緒に
モバイルしただろう。
彼が亡くなる前に私だけに言った言葉が
私の現実になる。
モバイルとは生きる環境を選ぶ能力のことだ。
どの生物も移動して生き延びる。森でさえ。

レッドウッド

グランチは武器生産のためのイデオロギーを生産する

グランチは、科学者でも
法律家でも政治家でも宗教家でもない。
グランチは原子物理学、電子工学、化学、
分子レベルでの合金や遺伝子の合成、
そして情報処理という不可視の技術に関与する
科学者と技術者を雇用し、
産業界におけるすべての研究開発
およびその製品開発を支配する。

ステルス戦闘機F35
空中でホバリングしながら360度回転できる

滑らかな見えない壁に囲まれる内部

止めた学校に一度も行ったことがない。
よい子が学ぶ方法を教える教師から
何も学ぶことがなかったのが理由じゃない。
暗い朝にコウモリがどこに帰巣するのか、
超音波で飛行する生物を
どうやって無傷で捕獲する方法に無関心なまま
滑らかな見えない壁に囲まれる内部から
逃亡する本能に目覚めただけ。

コウモリは哺乳類の20パーセントを占める
コウモリはアフリカやアジアでは貴重な食糧
フィリピンオオコウモリ

「ニーチェの馬」は死んでいく

こんな日は酒飲みながら「ニーチェの馬」を観る。
「宗教の極限が国家」なら
人生は水素原子以下にちがいない。
「ニーチェの馬」以上に虚しい映画はないが
日本の現実はそれを超えているから
何度も「ニーチェの馬」の死を観るだろう。

「ニーチェの馬」監督タル・ベーラ ハンガリー 2011年

宇宙には象徴は存在しない

宇宙にもっとも豊富な元素は水素原子であるが、
宇宙にもっとも貴重な元素は存在しない。
ブラックホールは宇宙の象徴ではない。
素粒子の軌跡が非同時的に見える霧箱も
宇宙のシンポルにはならない。
その真実を連想させる具体的な象徴は
宇宙には存在しない。

ヒエラルキー(Hierarchy)

ヒエラルキーは原子核構造にも
シナジェティクスモジュールの階層構造にも
そして政治経済システムと宗教システムにも存在する。
後者のシステムのみが、支配層が望んだ人為的ヒエラルキーである。
そのシステムは再生的よりも予め独占的にデザインされる。

差動装置(ディファレンシャルギア)

北風と南風が出会う場の温度差と
南北アルプスに挟まれた平野部の標高差は
独自のディファレンシャルギアを形成する。
積雪が少なく長い日照時間で
湿度も低く台風と季節風の直撃を受けにくい。
光と風の差異を変換する場所にさえ
放射能雲という原発の差異が通過し蓄積する。

ディファレンシャルギア
異なる2つの部分の動きの差を検出し、動力の差を形成し分配する装置

10代の自己教育の動機

16才で高校を辞めようと計画したその時期に、
カリフォルニアでバックミンスター・フラ−に会えたとしたら
私は10年以上も早く最初の論文を書いていたと思う。
60年代後半のシナジェティクスは、PCが存在しなくとも、
操作主義的なモデル言語を飛躍的に進化させていたからだ。
これは結果論ではなく、自己教育の動機と経験主義の有効性の相互作用だ。