プライムデザイン

2005年のハッカーによるP2P第2の通信革命は、大企業によるすべての有線・無線の通信回線の独占を陳腐化し、エフェメラリゼーションをさらに加速する。
プライムデザイナーは資本家とは限らない。このプライムデザインの漸進的変化は、産業構造全体に及ぶ。土地資本主義が金融資本主義によって陳腐化させられたと同時に、燃料電池車の開発が石油資本によってコントロールされているように、ハッカーはプライムデザインをコントロールできる歴史的段階にいる。
建築の場合と比較すれば明らかである。なぜなら、建築家はプライムデザインを決定できない。建築主が建築家の雇用や建築デザインを含めたすべての決定権を握っている(この決定権のみが耐震強度偽造の背景を説明できる)。
こうした伝統的な社会構造から比較すれば、ハッカーは資本を持たない新たな階級である。

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