少子化、過疎化1

少子化、過疎化といわれる町や村では全戸に配備された町営の防災無線放送で、早朝からお葬式や告別式のアナウンスが頻繁に聞かれる。ところが、どこかに赤ん坊が生まれても、放送はされない(人口2000程度の町で、誰かの誕生日のお知らせをしたとしても日々6人平均である)。
インターネットのない時代のハイテク装置には、ネガティブで非対称的な無意識的社会の一面だけが生き残っている。

産業社会では、省力化と省エネ社会を構築した結果、工場労働者は減少し同時に若年化している。その結果、農村は稲作を放棄してまで労働者の供給場所ではなくなったのである。より効果的なテクノロジーによって、農村も工場も過疎化する傾向にある。

少子化、過疎化は工業化社会の富の蓄積の結果であるということが理解されていない。  Y.K

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