地主と海主、そして空主

より広大な正方形の土地の4隅は
90度よりも大きい。
その境界線が直線なら、境界線は地中に存在する。
ところが地主はそれほど広大な土地を所有できなかったので
この矛盾から不利益は生じなかった。
しかし、海主はこの問題に対処している。
賢明な海主は、2点間距離ではなく、
地球の中心角で海域を所有するだろう。
海主とは、第2次世界大戦までの海軍である。
正確な測量技術を伴なったナビゲーションシステムがなければ、
敵の現在位置は特定できない。
現在の衛星からの測量もまた、地球の中心を原点とする
中心角がもっとも信頼できる。
空主は、海域と空域、そして地表域を閉じた表面として
階層的に統合している。
半径が異なるすべての同心の球状階層は中心角だけで管理できる。