日別アーカイブ: 2009年9月5日

トウモロコシ依存率

トウモロコシは稲科の植物である。
種子の胚乳に含まれる角質デンプンがコーンスターチである。
安い麦酒は麦芽、ホップ以外にコーンスターチを混ぜて作る。
原料の麦芽比率で麦酒と発泡酒が決まる。
牛肉も鶏肉もトウモロコシを原料としている。
ガソリンに混ぜるバイオエタノールもトウモロコシから作る。
国産の肉を食べ、国産の麦酒を飲んでいても、
われわれの体は輸入したトウモロコシでできている。
そして、アメリカの農民は補助金で
これらの加工用のトウモロコシを栽培する。
アメリカの農民も農作物を自給自足しているわけではない。
彼らのほとんどは、農業で稼いだお金で食料を購入している。
人間の主食として利用されるは生産量の3割程度である。
単なるコングロマリットの分業だ。
国防のために正味の自給率を守りたければ、
トウモロコシ依存率を低下させればいい。
牛は穀物ではなく牧草を、
日本人は牛や鶏ではなく、
できれば玄米を直接食べるべきだ。
そして、お酒は日本酒がいい。
できれば、麹とお米から直接自給すればいい。
アルコール生産もトウモロコシ依存症から抜け出すべきだ。