日別アーカイブ: 2009年10月19日

雑想

「雑」とは、本来、四季や恋以外のものであった。
雑務とは、中世における所領・年貢を除く民事関係の訴訟・裁判のことである。
雑穀とは、食糧や飼料として広く栽培されている穀物種の総称である。
雑種とは、形態的種、生態的種の間の交配によって
生まれた個体である。
そして、雑草という概念をこしらえたのは、
農薬を製造する化学会社だった。
栽培してお金になる植物以外は、「雑」なのである。
しかし、自然界には、雑種の方がほうが圧倒的に多い。
人類は雑種の代表である。