相補的な機能

圧縮と張力、
この分離と統合はテンセグリティの本質だ。
これはテンセグリティに関するもっとも単純な
メタフィジックスである。
言い換えれば、圧縮材には圧縮力を
張力材には張力のみが作用するとき、
その構造は張力によって完全に統合されていることになる。
さらに、この非鏡像的で相補的な機能が
互いに純粋に分離されないかぎり、
構造はけっして doing with moreを達成できないことになる。
これまで、この分離と統合の概念は
「分割と統治」として間違って置き換えられてきた。
あるいは、
「分析と総合」「微分と積分」と言った認識方法からは
テンセグリティはついに発見されなかった歴史を説明できる。