非直観的マグニチュード

「マグニチュード(magnitude)とは、
地震が発するエネルギーの大きさを表した指標値である。
マグニチュードが1増えるとエネルギーは約31倍、
2増えると1000倍となる」
と言われている。
なんて、まわりくどく
非直観的で抽象的指標なんだろう。
電気自動車やハイブリッドカーの馬力のように、
視覚的な「馬」の単位で示す
相対的な変換方法が分かりやすいように
マグニチュードの概念は
まだ数学的・工学的に、そして普遍的に変換されていない。
災害時に頻繁に使われるマグニチュードは
専門分化された指標であり
時代遅れなのである。
地震速報で流されたマグニチュードMの数字の抽象性は
避難時の被害を拡大したにちがいない。