目的論

星雲の一生に比べて
あまりにも束の間にすぎない生命には
つねに非対称な遅延
あるいは様々な空虚が訪れる。
その空虚を
無数の知識や世間話、
そして投資や消費に飽きたら
神秘への逃避で満たそうとする。
われわれを互いに孤立させ分断するのは
権力による合法的な目的であるが
生命の目的は科学的知識から除外されている。