月別アーカイブ: 2014年5月

試行錯誤 (trial and error)

試行錯誤は傍観者のためにある
醒めた方法論だ。
危険(リスク)のない試行錯誤から
錯誤以上のものは試行されない。
真の試行錯誤は
冒険を冒すことである。
しかし、真の冒険者に
99.99%がダメ元だと思って
冒険をする人はいない。
経験的な方法のほとんどは
間違った冒険から帰還できたことから生まれる。
その時、試行錯誤 (trial and error)は
過去の経験との(cut and error )になるだろう。

『現金製造装置』 

「現金製造装置は、原発と違って
けっして爆発や爆破できないように発明されている。
ガソリン価格はもうじきレギュラー170円になろうとしている。
グランチは実に抜け目なく巧妙だ。
知性的な気取った若者が真似したくなる訳だ。
原発が爆発する2ヶ月前のブログから引用する。
Posted date: 2011年1月 6日ーーーーーーーーーーーー
外車のハイブリッドカーを最近まで
国内で見たことがないのは
政府が輸入禁止にしていたからだ。
その結果、国民は日本車のハイブリッドカーが
世界でもっとも優れていると思っている。
最初のハイブリッドカーは
ポルシェが1896年に発表している。
そして最新のポルシェのハイブリッドカーは
最高速350キロで燃費は35キロだ。
同時に燃料電池車をすでに市販している。
エコカー減税で多くの人が
燃費のいいガソリンの内燃機関を延長させた新車を購入して
次世代の燃料電池車や電気自動車の開発を
遅らせてしまったのである。
自動車産業の大株主たちは
エコカー減税という補助金の延長で
手っ取り早い配当金を貰ったように、
自動車産業が開発よりも
現金製造装置を選ばせる保護政策こそ
グランチの基本的な戦略である。
つまり
石油の価格は今後確実にもっと高くなるのである。
燃費こそ石油を存続させるために生まれた
19世紀の概念である。
電気自動車では電費であり。
太陽光エネルギーに換算可能である。

偶然

適応を目的として変化しないとすると
予め計画することで有利さを獲得するよりも
優位な変異をとどめたいだけかもしれない。
われわれは本質的に変化しやすい。
けれども、不利な変異を排除するように変化することを意味しない。
人間が最終目標であることを証明できないかぎり、
過去を編集し未来に意味を与えるのは
「変更を伴う起源」なのだ。
その起源すら偶然によって選択される。
原子炉の爆発は、この起源に変更を与えるためなのだ。
ーーーーーーこの爆発が津波による偶然のせいならば

無題

ひどく風に吹かれて
誰にもつかめない季節の変化は
あっという間に去ってしまった
メールを出しても
電話がなることもない図書館にいても
その裏庭もWiFiでますます狭くなる
働いても働いても
暮らしはもう終わっているから
風が吹かなければ
誰もどこにも
居場所がないと思いはじめた
気をつけろよ、風の吹かない場所は
いつも移動しているから一番安全なんだ
陽電子のように動く海だから

インテグリティ(integrity)

知性(intelligence)が
統合エネルギーよりも
放射エネルギーに加担する時、
誠実さ(integrity)は
つまり統合力は、知性に反比例する。
より知識のある人々が
真実を隠蔽しながら
自分と家族を優先するモラルに生きている。
グランチは
放射エネルギーをより拡散することに成功してきた。

凡庸な才能

すべてを疑って聞くことが知的だと思っている学生がいる。
なぜそのような態度に決めたのかと質問したら
こどもの時に親からそう教わったと平然と答えるタイプだ。
その親の職業はほとんど知的な場合が多い。
単純で強い自己愛に包まれたまま静止している習慣を
自己の外から見ることは困難だ。
こうした凡庸な才能の形成には
両親の権威による刷り込みが影響しているのである。
何に対しても驚かない
そして、何も信用しないこどもは
誰からも信頼されないにちがいない。
天真爛漫に、ある物事に集中する時のこどもは
疑うことからほど遠い存在に
幾度も投げ込まれているのである。
それ以上の知的な瞬間があるだろうか。

残像

親友が第2の自己であるとすると
その親友の親友は第3の自己である。
親友を悪友にかえても事情は変わらない。
自己増殖を望むのは、児童期の空想の残像だ。

同期(シンクロ)

仕事は二分されてしまった。
座って仕事するインドアか、
立って仕事するアウトドアかで。
学習が文系と理系に二分されたように。
仕事も学習も二分されるのが
専門分化の始まりである。
学習も仕事も群れと同期(=シンクロ)し過ぎている。
さらなる反復と進行によって、
自発的な動機(know-why)と同調できないままに。
同期(シンクロ)は、爆破するよりも簡単なモラルだ。
例えば、同期によって
放射性物質を意図的に混ぜた食品を
救済のために食べる人々を慈悲い市民とするモラルが生成できる。
記号化されたモラルからの離脱は
群れと共に反復と進行(=シンクロ)しないことから始まる。
この単純な行為に変換するプロセスは
まだ記号化されていない。