日別アーカイブ: 2014年6月6日

特許的独占のための独裁

STAP細胞は存在するからこそ
理研はネイチャーの論文提出よりも
特許出願を先行させてきた。
研究者の論文を取り下げさせても
特許出願を取り下げていないのは
理研がすべてのSTAP細胞特許の特許出願人であるからである。
STAP細胞に関しては製造方法の発明よりも
その概念の発見の方が科学史的に重要視されるにちがいない。
STAP細胞の製造方法を特許的に独占して
関わった複数の発明者ではなく
その第1発見者を理研から解雇するために
論文を意図的に不正に提出させ
論文の掲載後に匿名でインターネット経由でその不正を暴露し
その発見者を研究所内の法律で陥れるすべての関係者の時間エネルギーは
税金で賄われてきたのである。
少なくとも、理研は概念の発見者の名誉と事実を
自動消滅させる企ては成功しているように見える。
それほどの傲慢さと犯罪行為を維持できる社会構造を
批判しない人々は、内部であろうと外部であろうと
もはや科学者ではないだろう。
小さな独裁者の集団性は
メディアのヒステリックな排他性と共鳴しやすいのである。