日別アーカイブ: 2014年9月8日

緊急時の危機

すべての作用は反作用を受けるだけではなく
非同時的にそれらが合成された結果を次々に形成する。
その結果は最初の反作用とは明らかに異なっている。
緊急時の最大の危機は
無数の反作用だけを想定している平時の危機の概念にある。
真の危機とは、自然からではなく
部分から推測できない人間の無知にある。

知的爆発時期

バックミンスター・フラーからもっとも影響を受けた
操作主義的なシナジェティクスの直観的な研究方法を
こどもの教育理論へと変換する私の方法と目的は
1981年の夏、バックミンスター・フラーの推薦と紹介で
最初にアメリカの教育財団によって採用され実行された。
この純粋な教育実験は、バックミンスター・フラー研究所にも近い
フィラデルフィアのフランクリン・ミュージアムで毎週日曜日に行われた。
アシスタントは高校の数学教師であった。
10歳児の知的爆発時期までに
この反対称性のシナジェティクスモデルとそのモデリングを
自発的に実践できる教育プログラムは、その後改良を続け
『コズモグラフィー』に記述された革命的なシナジェティクスモデル
とシナジェティクスの後継者による新たなシナジェティクスモデル群と共に
現在のシナジェティクス入門講座や
シナジェティクス・ワークショップでも使用されてきた。
そして、、私のワークショップ参加者(主に大学生や一般社会人)たちは
こどもの時に受講していたらもっと科学に興味が持てただろうという
率直な感想も含めて5歳児からのこども用のシナジェティクス教育プログラムと
大学院生までのシナジェティクス教育プログラムの基本的プログラムに
まったく差異がないという事実にだれも気づかなかったことである。
10歳児特有の知的爆発時期までとその後の教育プログラムの開発は、
21世紀においても惑星探査プロジェクトと同じように
未知なる存在とその形式を探査する行為に他ならない。