破壊過程

張力材に金属ワイヤーや金属ロープを使うのは
まるで自分が打倒しようとする構造の非軽量化を
自分の構造に持ち込んでしまうような
破綻的行為にまるで気づかない人たちが
有限要素法を前提にしたテンセグリティの構造解析に耽っている。

定義された領域を小領域(=有限要素)に分割し
各要素を単純で共通な補間関数で近似することが
シナジーを再現する方法になりうるとは
だれも論証できていないにもかかわらず。

テンセグリティの構造解析は
破壊実験以上の方法はまだ見当たらない。

つまり、統合された破壊過程すら、その理論では予測できないのだ。

装ったり、耽ったりするすべての技術は
それ自体を目的としている専門分化の
行き場のない分断機能から形成される。