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テンセグリティ構造の破壊とその方法

建築とはいくつもの手続きからなる総体である。

この認識から、テンセグリティ構造のメカニズムの分析が
テンセグリティに関する原理の理解の始まりになることは
ほぼ不可能である。

分析から真の構造は学べない。
むしろ、その分析方法を破壊するべきである。

つまり、テンセグリティ構造の本質的な破壊とその方法とは何か。

スネルソンがもっとも知られたくない方法でもある。

共鳴テンセグリティ(Rezonated Tensegtiry)

自分自身の存在以外の何ものをも受容しない固体的構造が
振動を拒む状態が続く限り
ある振動数によってその構造は最終的に破壊される。

自己充足する構造は宇宙では存続できない。

テンセグリティ構造は
システムを通過したエネルギーを
そのシステムをより強化するようなシナジー作用を形成する。
つまり、外部エネルギーを受容し分散しないないテンセグリティ構造は
テンセグリティではないのだ。

この動的な共鳴現象には
時として、美しい共鳴音を伴う場合がある。
微風に吹かれるだけで球状テンセグリティは
風のエネルギーを音に変換することができる。

共鳴音を形成しないテンセグリティモデルは
まだ調律されていない楽器であり
フラーレンは、自然が調律した最小限の楽器である。

しかし、アーティファクトの共鳴テンセグリティを作成できる
シナジェティクスの探求者は
世界でまだ3人しかいない。

驚くべき非共鳴型学習方法がまだ支配している。

デザインサイエンス

労働力が最も不足している点在し集中する都市に
難民と潜在的難民を分配することは
権力テクノロジーの役割である。

つねに工業と農業に新しい技術発明と発見をもたらし
生産物の不足(または過剰)と品質を改善するための
生産性のテクノロジーこそが
難民の安価な労働力に依存しない科学的な方法である。

難民を人為的に作り出すコングロマリットから
全人口を生産の循環の中に位置づける方法を予測的に計画したのは
バックミンスター・フラーの1970年から開始された
デザインサイエンスだけである。

いまも信頼できるその戦略構想と実践方法は
『クリティカル・パス 宇宙船地球号のデザインサイエンス革命』
バックミンスター・フラー著 梶川泰司 訳 白揚社 2007
に要約されている。