月別アーカイブ: 2016年6月

プライムデザイン

思考の追従は、科学的態度の対極にあり
レトリックは、技術的手続の対極にある。
自発的で率直な話し方は、シナジェティクスに要求される。

機能を排除された形態デザインは、デザインサイエンスの対極にあり
部品交換の不可能な構造デザインは、
イニシアティブを放棄した宇宙ゴミである。

クライアントなき原寸大のプライムデザインは、
デザインサイエンスに要求される。

離脱シナジェティクス

自己を知る知識と方法を
自分のものにするためのシナジェティクスではなく、
自己からの離脱を可能にしてくれるシナジェティクスがなければ
自己を外から観ることはできない。

食料とエネルギー、そしてシェルターの外部的3大元素を統合するのは
シナジェティクスにある。

構造的思考

この21年間に、巨大地震を少なくとも3度も経験した建築構造学は
単に構造や形態デザインに関する学問であるだけではなく、
生命を保護する空間形成が安全な構造を保障する知識であることをも意味し
人間存在に対して規範的な態度をとる学問になるはずだった。

そもそも構造に対する定義が科学的になされていなかったことを
批判しないのは、構造学ではないのである。

法的に正常な構造に対して予測を超えた地震という考えではなく、
どんな地震に対しても正常な構造が存在するための構造的思考が
明らかに意識されることになった。

真に宇宙に適応した構造は、大地と人間社会には依存しない。

空間の配分

暗黙の空間の配分によって
住居デザインを人々に強制する方法は
こどもたちを物理的・空間的に配置させる義務教育を
実施する建築空間において始まり
動作や歩行姿勢・生活作法などの身体に関する
見えない政治的テクノロジーによって
長期的に矯正されていく。
(大多数は、夜空の見えない低すぎる天井の住宅に慣れきっている。)

政治的テクノロジーによって
自律的シェルターの空間デザインが
衰退しきっているのではなく
完全な無管、無柱、無線、無軌道で生存可能な
空間の配分に成功したシェルターを
誰もデザインしたことがないのである。

変換効率

建築の単位体積あたりの重量・エネルギーコストは、
植物の有機体システムを構成する細胞単位あたりのそれらと比較されたことがない。
エンジンの燃費は、決して植物の光エネルギー変換効率と比較されない。

デザインサイエンスは
包括的な変換効率から生命のための構造をデザインする。

構造の歴史

構造は構造安定性について、
振動を有害なものとして疎外する言語でしか語ることができなかった。
構造への批判または構造学自体への批判を通してしか
耐震・制振・免震に関するすべての構造の概念は
存在できないのである。

しかし、テンセグリティ構造は
振動を有益な者として受容するのではなく
外力などの振動を分散する過程で
振動そのものが構造自体を形成しているのである。

しばしば地震によって
テンセグリティ構造はより強化されるのである。

振動しない原子核が存在しないように。

偽装したエコロジー

エコロジーの起源は
ダーウィン一派の適者生存説を推進していた
動物分類学の権威ヘッケルにより、
生物学の一専門分野として創設されたにすぎない。

科学で偽装したエコロジーは
先験的メタフィジックスが決定的に不足したまま開始された。

分断されたエコロジーは
その後、地球温暖化説に利用されたのだ。

計画的偶然(precession)

デザインサイエンスが
自己に関わる現実のプロセスを反映したデザインから形成されると
思い込んでしまう一方で、
デザインサイエンスのプロトタイプ制作は
その資金調達において
もっとも平凡な方法に陥ってしまった。

デザインサイエンスのプロトタイプ制作に
必要な道具類や素材、そして制作環境は
プリセッション(計画的偶然)から始まる。

デザインサイエンスに
資金調達のためのプレゼンテーションは存在しない。

原理の発見のみが
デザインサイエンスの開発エネルギーと物質を誘導する。