未知へのシナジェティクスへ

表象がシナジェティクスモデル言語に完全には帰属させられてはいない。

つまり、多様性が予め結合した状態で主観に与えられてはいないことこそが、
宇宙の階層構造の諸表象との相互作用をつねに可能にする。

シナジェティクスモデルからの表象が
どのように触発されるかによっては規定されず、
表象を合成することにおいて自らのモデル言語を規定して行く回路がある。

バックミンスター・フラーが
即座に20代の私のその認識回路を看破した瞬間から
そしてその瞬間を共有したバックミンスター・フラー研究所
(1981年当時はフィラデルフィアのサイエンスセンター)という<磁場>から
自らの未知へのシナジェティクスが開始されたのだ。

知(Integrity)の探査における、師(マスター)の存在は明確であった。
しかし、彼の最晩年という希有な段階だったのである。