生きる延びるためのドア

ジープは、第二次世界大戦中の1940年に
アメリカ陸軍により開発着手された小型四輪駆動車であった。

戦時にも平時にも使用されるジープは、
どこでも<車載工具ですべての修理が可能である>部品から構成されている。

実際の戦時には、アウトドアは終わる。
豊かだったインドアと安定したインフラが破壊されるからだ。
緊急時に使用される現在のアウトドア用テントは
長期の屋外生活には、耐久性と実用的な居住性、そして経済性からも不向きだ。

部品に互換性があり形態・構造ともにほぼ同一のシェルターデザインを開発すれば
緊急時でも平時でも、耐久性と一定の居住性を備えたジープのように
ユーザが修理可能な実用的なシェルターができるだろう。
そればかりか、シェルターのすべてを市販の部材で構成できれば、
短時間にぼ同一のシェルターがどこでも複製され供給されるだろう。

太陽系で生きる延びるためのドアは、一つで十分だ。
それぞれの内部と外部を繋ぐための。