張力によるリダンダンシー(Redundancy 冗長性)

テンセグリティ構造の場合、
張力素材を正しく理解して応用すれば
その構造を構成する圧縮材の重量は、10%以下に
構造全体の強度と剛性は、10倍以上になる。

アルミ製品や銅製品の一部で強度などのデータを改ざんしても
最終製品の構造を正しいデータに基づいて再計算した結果が
製品の安全性に問題がなかったのは、
張力によるリダンダンシー(Redundancy 冗長性)が十分に高かったからだ。
航空機もロケットも金属の張力を構造体の表面で利用しているのである。

したがって、神戸製鋼による金属素材の検査データの改ざん事件では
素材部門と機械部門とが共同して構造解析した結果に基づいて
テストレポートを改ざんしていた可能性がある。

データの改ざんには、明らかにバックミンスター・フラーの
<doing more with lessing>の理論が利用されている。

張力によるリダンダンシーによって
アルミや鉄の材料までより安く製造できていたのである。