一粒万倍

金利が高くなればなるほど人々は貯蓄することで貨幣をより多く手放す。
さらに、債権などの金融資産を保有することで
利子を得ようとする貨幣的利子率によって、
貨幣の最初の抽象的な互換性から遊離していく。
しかし、光合成による稲作ほど利子率が高いものはない。
子牛が生まれて群れが増殖する利子率の概念を遙かに超える稲作の利子率は
一粒万倍と言われてきた。
一粒万倍は、シナジーの余剰生産性である。
エントロピー法則への見事な反対称的な反例である。