言葉にできない記憶

コーヒーをもう一杯と思った時
コーヒーはまだ残っている。

あの音楽を聴きたいと思った時
選んだ音楽はまだ終わっていない。

次のコーヒーを入れるプロセスが過去の投影なのだ。
どの旋律も過去の言葉にできない記憶なのだ。

新しい経験はコーヒーも音楽もない場所で生まれる。