月別アーカイブ: 2018年9月

MITメディアラボの初代の構想

元型モデルの発見とその概念化の後に数学的証明がやってくる。
その革命的な自己教育プログラムの現実性はMITメディアラボの初代の構想者は理解していた。
彼は子どもと科学者・エンジニアたちと共同研究できる環境を構想していたが
メディアラボは到底採用できなかった、政治的に。

重力を張力に変換するシステム

人間が定義しデザインした構造は重力によって限界を超えられない。
知り得た形態から始まる構造は自己と宇宙の関係を変えなかった。
自己と宇宙との関係から以外、真の構造を発見し得ないだろう。
重力を張力に変換するシステムは
メタフィジックスからやってきたテンセグリティのみである。
細胞から銀河系までを通底するシステムを捉える元型なのだ。
シナジェティクスは宇宙の元型をモデルと呼ぶ。

より短命な季節

今朝の外気温は17度以下になった。
自動車の断熱性能ほど酷くはないが
住宅に冷暖房しないままの季節はより短命になっている。
外部に依存しすぎる生活器は
まだエネルギーを受け取る側ではなく捨てる側にいる。
そしてその空間が不動と見立てた大地にもっとも依存しているかぎり
すべてが短命だ。

宇宙の統合性(Cosmic Integrity)

プラトンの正多面体と同様に、
テンセグリティは観察から発見されなかった原型モデルである。
テンセグリティによって最初に視覚化された「不連続の連続性の概念」の実在性は、
その後隕石に含まれたバックミンスターフラーレーンで証明され
宇宙の統合性(Cosmic Integrity)の現れとして認識され始めている。

デフォルトの風

風は水平方向だけではない。
風はつねに球面に添って流れている。
古い風を巻き込む局所的な流れがついに
その全方向的な無垢なデフォルトの風が
見えないどのルートも2回づつ通過しながら
やがて豊穣な大地と海の新鮮な香りを思い起こすのだ。

SYNERGETICS RBF 1950

自己と自己との主観的関係

科学論文は客観的事実に基づいて記述される。
しかし自己と自己との主観的関係を除外して記述される場合
その論文は科学的な独自の発見と経験が含まれていない客観的記録となる。
「宇宙とは自己を含むすべて(バックミンスターフラー)」に対する記述こそが科学的事実を生む。

大気圏内救命具

「ピアノの蓋が救命具の最良のデザインではない(バックミンスター・フラー)」ように
学校の体育館は避難所の基本機能をもっていない。人々は今も冷たい海の上で浮遊している。
大気圏外宇宙で879日間も平和に暮らせるテクノロジーがあるにもかかわらず。

原型に変換するテクノロジー

発見された構造とパターンの原型を実用的段階にまで変換する過程には
試行錯誤という懐胎期間が介在する。
風速35m以上の暴風雨圏に耐えたシェルターは
放散虫や花粉が採用した形態と類似している。
しかし、異なる生命種が独自に生存できるスケールに変換するテクノロジーは同一ではない。