日別アーカイブ: 2020年3月3日

月明かりがなくとも

月明かりがなくとも
金星と木星が光輝く海面をみるだけで
砂浜で焚火をする必要はなかった。
環礁のあるがままの姿を見るとき
最初にシェルターのない生活が始まる。
人類は最初に大地ではなく、環礁に降り立った。
そして、貝殻から釣針をデザインしたのである。
いま、私は、環礁から外洋に出かけたままの人々のために
テンセグリティ・シェルターをデザインしている。
彼らも原初の生活器を待ち望んでいる。
無柱、無線、無管、無軌道な惑星での
コスミック・フィッシングができる生活器を。

『クリティカル・パス』バックミンスター・フラー著(梶川 泰司 訳)白陽社 1996

Cosmic Fishing

学校に行くよりも
裏口から出て
背戸に出かけるほうが近く、
そして一日が長かったように
Cosmic Fishingに出かけた時の日没は
とても眩しく、そして長く留まっている。
Cosmic Fishingとは
偶然に見せかけ、しかし未だ言語化されない
現実を待ち受ける行為だ。

SYNERGETICS RBF 1975
Reality is Spiro-orbital: All terrestrial critical path developments inherently orbit the Sun.