グランチ」カテゴリーアーカイブ

無知転用

核兵器の開発には
核兵器に転用できる原発が必要であった。
その原発の開発に税金を投入するためには
エネルギーの欠乏と
エネルギー危機が存在しなければならなかった。
原発の爆発後も、
原発の存続やエネルギー戦争には
人間の<無知>が不可欠である。
<無知(darkness)>は
専門分化によって
目のない<常識>に転用されている。

情報の定住化

異なった生活空間に移動することは
脳の記憶力や空間学習能力に関わる。
ナビや携帯の位置情報の代行によって
脳の記憶や空間学習能力の急速な劣化を招いた。
税収奪の手段を超えて
個人情報の収集と管理は
安定した情報の定住化をもたらしている。

自己のテクノロジー(再考)

私は、土日祝日は働きたくないし、
週3日以上は働きたくないし、
1日8時間は嫌だという
最初の戦後世代に属している。
そして日本の工業化にとても寄与してきたと思う。
なぜなら、工業化とは<怠惰を賛歌する>ための
テクノロジーへの移行から始まるからである。
<より少なく働く>ことが
最大の動機になることによって
自己のテクノロジーを獲得するための
プリセッションを生む。

続)自己のテクノロジー

例えば、他者への配慮は
余剰生産性からではなく
<怠惰を賛歌する>自己のテクノロジーから生まれる。
しかし、社会は、より少なく働くための
最大限の効率を実現しているにもかかわらず
より少なく分配するテクノロジーを
優位にするシステム(=法律家資本主義)によって
長く独占されている。
そして、人々は互いに他者の余暇ではなく自己の怠惰に無関心である。
そればかりか、他者の怠惰には攻撃的である。
より少なく分配するテクノロジーは
バイオスフィアにおける
人類の人口分布とエネルギー資源の分布状態に反したまま
いまのところ、株主の配当金に変換されている。

2つの自由

間違いを犯す自由よりも
経済的な自由(liberty)を選んだ時、
間違いを犯す自由(freedom)を失うことに
気づかないにしても
リバティ(liberty)という特権で
国債は買えても
自由(freedom)を用いる方法は買えないことが
理解できない人たちが
住宅を購入することができる。
生命を抵当に入れて
経済的な自由(liberty)を獲得するこの歴史は
まだ1世紀を経過していない。
きっと、他の惑星でも存続できない概念だ。

『現金製造装置』 

「現金製造装置は、原発と違って
けっして爆発や爆破できないように発明されている。
ガソリン価格はもうじきレギュラー170円になろうとしている。
グランチは実に抜け目なく巧妙だ。
知性的な気取った若者が真似したくなる訳だ。
原発が爆発する2ヶ月前のブログから引用する。
Posted date: 2011年1月 6日ーーーーーーーーーーーー
外車のハイブリッドカーを最近まで
国内で見たことがないのは
政府が輸入禁止にしていたからだ。
その結果、国民は日本車のハイブリッドカーが
世界でもっとも優れていると思っている。
最初のハイブリッドカーは
ポルシェが1896年に発表している。
そして最新のポルシェのハイブリッドカーは
最高速350キロで燃費は35キロだ。
同時に燃料電池車をすでに市販している。
エコカー減税で多くの人が
燃費のいいガソリンの内燃機関を延長させた新車を購入して
次世代の燃料電池車や電気自動車の開発を
遅らせてしまったのである。
自動車産業の大株主たちは
エコカー減税という補助金の延長で
手っ取り早い配当金を貰ったように、
自動車産業が開発よりも
現金製造装置を選ばせる保護政策こそ
グランチの基本的な戦略である。
つまり
石油の価格は今後確実にもっと高くなるのである。
燃費こそ石油を存続させるために生まれた
19世紀の概念である。
電気自動車では電費であり。
太陽光エネルギーに換算可能である。

偶然

適応を目的として変化しないとすると
予め計画することで有利さを獲得するよりも
優位な変異をとどめたいだけかもしれない。
われわれは本質的に変化しやすい。
けれども、不利な変異を排除するように変化することを意味しない。
人間が最終目標であることを証明できないかぎり、
過去を編集し未来に意味を与えるのは
「変更を伴う起源」なのだ。
その起源すら偶然によって選択される。
原子炉の爆発は、この起源に変更を与えるためなのだ。
ーーーーーーこの爆発が津波による偶然のせいならば

インテグリティ(integrity)

知性(intelligence)が
統合エネルギーよりも
放射エネルギーに加担する時、
誠実さ(integrity)は
つまり統合力は、知性に反比例する。
より知識のある人々が
真実を隠蔽しながら
自分と家族を優先するモラルに生きている。
グランチは
放射エネルギーをより拡散することに成功してきた。

同期(シンクロ)

仕事は二分されてしまった。
座って仕事するインドアか、
立って仕事するアウトドアかで。
学習が文系と理系に二分されたように。
仕事も学習も二分されるのが
専門分化の始まりである。
学習も仕事も群れと同期(=シンクロ)し過ぎている。
さらなる反復と進行によって、
自発的な動機(know-why)と同調できないままに。
同期(シンクロ)は、爆破するよりも簡単なモラルだ。
例えば、同期によって
放射性物質を意図的に混ぜた食品を
救済のために食べる人々を慈悲い市民とするモラルが生成できる。
記号化されたモラルからの離脱は
群れと共に反復と進行(=シンクロ)しないことから始まる。
この単純な行為に変換するプロセスは
まだ記号化されていない。