同時的な「全世界」を
共有するための
最初の聖火リレー付きの多国籍オリンピックゲームは
ヒットラーが考案した。
さらに当時はまだ実験段階であった
テレビ同時中継を準備していた。
当時はメディアによる同時性こそが
「全世界」支配のための<見えない武器>であった。
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<非同時的>ライブ中継
オリンピックは
厳密には衛星ライブ中継ではない。
衛星中継に必要な最小限の伝送時間に加えて
10秒前後のタイムラグを意図的に生成している。
あらゆるタイプのテロ行為に備えて
中継車からのすべてのカメラのライブ映像を
短時間に編集できる時間をつねに確保するために
サーバーで非同時的に管理している。
クラウドによって
あらゆるスポーツは
同時性(=ライブ)を共有できるが
あらゆる権力構造は
人々をより<非同時的>に支配しようとしている。
すべての現実から<同時性>を奪うために。
節約について
電気エネルギーを節約しても
われわれは何も選択していない。
システムについて
生存に不可欠な
e(エネルギー)、食料、住居の3大生存要素を
過剰生産できるテクノロジーがありながら
つねに不足している前提が作られている。
この前提に同意すると
世間から尊敬を受け道徳的な<市民>として認められる。
この同意と引き替えに
良い仕事と安定した収入を保証する
暗黙の了解が得られるのが目的だ。
<市民>は愛する家族のために
了解したのだと自分に言い聞かせる。
これ以上の腐敗したシステムがあるだろうか。
続2)反社会的電力
宇宙における電気エネルギーの在り方自体を
変革できるのは国家や企業ではなく科学者や個人である。
その理由は
1
電力会社が原子核における電子と陽子の相互作用や
電気伝導性のある金属の自由電子が形成する電流を発明したわけではない。
2
電子が発見された時、そして電流が発見された時には
まだ電力会社は存在しなかった。
3
歴史的に財政的に
送電ネットワークと電気エネルギーの生産手段の開発には
企業独自の開発投資金ではなく、ほとんど税金で作られてきた。
4
さらに、
国家は送電線ネットワークの構築のために
導電率の優れた銅を国内で安定供給できるように
銅の採掘技術とその精錬技術の同時開発を優先しなければならなかった。
5
それらが研究開発され実用化されたすべての基本発電システムは
国家から企業に譲渡されたのである。
より高額な研究開発費を要する第2次世界戦争以後の
原発システムも例外ではなかった。
6
送電線ネットワークへの電気メータの取り付けは
イデオロギーの違いによって決定されてきたわけではない。
たとえばロシアではすべての個人が利用するエネルギーに
料金メータが今まで存在しなかったのは、
メータの生産コストと定期検針にかかるコストが
エネルギー生産コストをつねに増大させるからである。
共産圏では
すべての個人が生存のために自由に使えるエネルギーがすでに豊富に存在する以上、
電気メータ類による個別のユーザ毎の消費量の管理はまったく非経済的であった。
7
電気エネルギーの在り方を変革するもっとも効果的な行為は
社会によって意図的に刷り込まれた諸概念を破壊する<考える行為>である。
思考こそ個人が自在に利用できる最大の原初的なテクノロジーである。
いまやわれわれの思考力は
社会システムよるエネルギーという富の独占的な<流れ>から
生存のためのすべての物理的エネルギーをすべての人々のために
もっとも経済的に高効率に変換し
新たな民主的なエネルギー分配方法による<流れ>を
形成する段階に到達しているのである。
つまり
宇宙における電気エネルギーの在り方自体を
変革できる思考力を政治家に委任してはいけない。
続)反社会的電力
送電ネットワークと電気エネルギーの生産手段を独占する企業による
意図的な反社会的電力行為は
原発エネルギーに限ったことではない。
宇宙における電気エネルギーの在り方自体を
変革できるのは国家や企業ではなく科学者や個人である。
反社会的電力
電子と陽子は
人類に対して社会的でも反社会的でもない。
それらの間にはつねに電気的な相互作用が生まれる。
そのために陽子の数と電子の数は常に等しくなっているが
電子の重さが陽子の1840分の1しかないのは
より動きやすくするためである。
誰もその相互作用を独占できないように
電子は宇宙を構成する素粒子として
陽子と共にすべての元素に内包されている。
しかし、
電子の流れ、つまり電流が流れる送電ネットワークと
電気エネルギーの電磁気学的な生産手段を
電力会社が独占している限り
人類に対して反社会的な作用を与え続けている。
隠れた目的
自分自身を理解する方法と意義が
学習過程のあらゆる虚妄と偽善によって
瞬時に見失われているのは、
仕事の報酬は自分を理解しないでも獲得できるからではなく
理解しない方がより報酬を獲得できる社会を
形成してきたからである。
これが知的産業社会における
教育の本当の目的なのである。
持続的方法
技術なき原発依存の社会システムと
教育なき学校依存の社会システムは
真実を腐敗させるように
維持されている。
それがもっとも高コストで持続できる
独占方法だからである。
核武装
原発に群がる人間と
原発利権を分配する人間は
同じ場所にいない。
同じ場所に同時にいると
被爆するから。