グランチ」カテゴリーアーカイブ

プルトニウム・コミュニケーション

プルトニウム(Pu 239)は放射性同位体であり
時間とともに電子・陽子・中性子を
放出して原子番号が変わる放射性崩壊によって
標準原子量を定めることができない。
なぜなら
プルトニウムは第2次世界大戦以後、
人類が日々生成している
最初の放射性元素だからである。
半減期の長さと危険性が完全に反比例する
新たな日本製人工元素は
やがて全人類の体内にくまなく分布するだろう。

想像力

恐怖は
つねに無知から生まれるが
プルトニウムの恐怖は
ゆっくりと死んでいくための
科学的な想像力を必要とする。
水と空気と食料
そして時間が被爆量を決定する。
そして
この想像力を
国家に期待する国民は滅びる。

被曝DNA

これから東日本には
日米共同の世界最大の
疑似医療施設が設立されるはずだ。
この医療データのなかの遺伝子情報には
被曝者に帰属する著作権がある 。
自然界にはない被曝DNAの関する著作権料で
無数の被爆者の治療費を賄う未来が
やってきたのである。

原爆傷害調査委員会(ABCC)=疑似医療施設

戦後直ちにヒロシマには
アメリカの管理下にある「原爆傷害調査委員会(ABCC)」が設置され、
被爆者の肉体と精神の障害に関する調査研究が行われる。
このABCCのボールド型の金属施設では
約数百人分以上の遺体や遺骨が集められ、
独自の医療実験に利用されただけではなく。
生き残った原爆1世、2世に対して無料健康診断が定期的に行われ
医療データが長期にわたって収集されてきた。
平時でのアメリカと日本共同による人体実験の始まりである。
これらの結果は、
放射性物質の代謝や人体内での動きの研究に利用され
戦場での放射性物質が兵士へ与える影響を予測できるようになったと同時に
放射性物質使用の武器開発に応用された。
中東戦争での劣化ウラン弾と
と次世代原発はその代表作である。
(その後、この疑似医療施設「原爆傷害調査委員会(ABCC)」の跡地には
広島現代美術館が建てられた。)
私が子どもの頃、仲間はみんな
「ABCC」のことを「ブタのケツ」と呼んでいた。
こどもの直観は的を得ている。

代理店

超国家企業という法律上の抽象的存在である
グランチは、
お金を完全に独占してきた。
同時にエネルギーも独占してきた。
彼らはついに
議会制民主主義で委託された
どのように人間の生命を
保護しながら育むのかという
基本的諸問題を
無視できるまでに成長できたのである。
電力会社は法人格をもった代理店にすぎない。
彼らの言動が統合性を持たないのは
グランチへの忠誠心の表れである。

海には、この惑星に存在する水の総量の
96.5 パーセントが含まれている。
水はバイオスフィアの〈血液〉である。
地球の水は水面で絶えず蒸発して
雲となり、雨や雪として地球の全域に再分配される。
地球の水は、生態学的要素と地質学的要素を
組み合わせた生物圏のシステムを介して
すべてが絶えず再循環している。
地球の海は
原子炉の冷却のために
デザインされたのではない。

暗黒時代の黄昏

原発以外の
現在のエネルギー変換技術で、
全人類が必要とする全エネルギーを
太陽からの放射エネルギーと
重力エネルギーだけで
まかなうことができる。
情報統制しなくとも
言語の牢獄化によって
阻まれてきたのは
この物理性だけでなく
包括的概念の理解である。
議会制民主主義を偽装した
暗黒時代のエネルギー危機からはじまった
世界権力機構の黄昏は
この包括的理解のみが
もたらすにちがいない。
                                   
                                          

ウランを含む地下資源

停電は産業の死を意味する。
真のテクノロジーに
停電は存在しない。
ウランを含む地下資源を独占するグランチは
太陽光エネルギーで水から水素を取りだす
燃料電池システムの開発を
ほぼ半世紀間にわたって
意図的に停滞させてきた。

原発

平時にインストールされた
発電機能付き核弾頭は
津波ではなく
震度6で発射する自爆装置だった。
設計ミスにしては
同時多発的すぎるだろう。
これは
文珠(もんじゅ)の知恵で理解できる。