二酸化炭素を増加させない
エコロジカルなエネルギー変換を自負する、
このエネルギー独裁者は
政治における独裁者のようには
TV映像にけっして現れない。
われわれが、太陽系でエネルギーからの自律に目覚める
最初の有機体生命にならないかぎり、
彼らは人工放射能(artificial radioactivity=人工的に放射線を出す能力)
と共に君臨し続ける。
「グランチ」カテゴリーアーカイブ
エネルギー独裁者
原発は超専門分化されたテクノロジーで建造されてきた。
しかし、どんな原因から始まろうとも
21世紀最初の炉心溶解を回避するための
予測的なテクノロジーは存在していなかった。
同時に、この緊急事態を解決するための
費用と日数は計算不可能になっている。
今回の非予測的な事態は、
ジャンボジェットの墜落が
たとえそのパイロットの操縦ミスであろうとも
原因追及のために職務責任を問われないように
原子力に関わるすべての超専門分化した科学者・技術者が
設計上、管理上のミステイクを犯しても
責任を問わない法律で保護して
彼らを高級で優越的な奴隷条件で雇用する見返りに
強欲な法律家資本主義のグランチが、
原子力エネルギーとノウハウを独占した結果である。
牢獄的概念
炉心溶融事故の解説で
「核燃料」という概念自体が
そもそも正しくない。
化石「燃料」から想像されるような
炎を伴う酸化作用は
核反応過程に存在しない。
「核燃料」は化石燃料を強奪した
グランチが作りだした概念だ。
こうした牢獄的概念こそが
人類を破壊してきた。
偏西風に逆らって
原子炉の燃料被覆管の合金が
1400℃で溶融を始めた。
たった一回の想定外の巨大地震によって
太陽系では太陽以外の原子力テクノロジーが
運営できないことを学習したならば、
ウランの核分裂により生ずるセシウムを
吸引するまえに、
人類の子孫は偏西風に逆らって
航行しなければならない。
すべての原子力発電の専門家連中は
ついに真実をカンニングしはじめた。
代理人
読むよりは
聞くことを、
聞くよりは
見ることを、
見るよりは
話すことを、
話すよりも
書くことを、
そして、
書くことよりも
実行することを
後回しにすることで
政治の代理人が存在する。
そして
実行することの中から
失敗することを
除外してしまった。
最後は、代理人さえいらない
デフォルトで支配するために。
何もしない群れ、
成すべきことが成されない
民主主義がやってきた。
(続)動機
新入正社員が、
入手するには最もリスクを伴うが同時に
最も価値が高いとされる人的資源情報(know who、例えば人脈)にしか
興味を覚えないシステムは、
利益を上げる以外の動機(know why)を排除しなければ
コストがかかる企業体と相補的にデザインされている。
生得的な動機付けの発動が
完全に非同時的なものとしてデザインされているのを発見した、
<20世紀の動物行動学>は
この半世紀間ずっと企業からリストラされたままだ。
格差文化
貧乏人は金持ちの真似をしたがる。
金持ちは貧乏人の真似をしたがらない。
本当の金持ちが貧乏人に寄付するのは
だれの真似をしていいか分からない場合だけだ。
寄付は、貧乏人には絶対真似が出来ないから。
金持ちを恐れて貧乏になった人よりも
貧乏を恐れて金持ちになった人は多い。
(続)見えない軍隊
実際のドキュメンタリーなら
字幕スーパーで翻訳表示されるはずだが
群衆の一人になりすました
人物へのTVインタビューの返答は
常に即英語だ。
世界の視覚言語と思考言語は
すっかり占領されている。
その証拠に
平和に暮らす人々は
このチャンネルを有料で見ている。
作られたがった<事実>と引き替えに。
見えない軍隊
群衆という
流体化した乱雑な爆破的運動へと展開することは
CIAという見えない軍隊の得意技である。
否、それは、
冷戦なき時代の、見えない軍隊の存在をかけた
戦略かもしれない。
それゆえに、この展開が、
傀儡政権の抑圧が招いた危機から
民主化に移行させる苦悩を
石油消費国に向けてプロモートするための、
そして、
石油を高騰させるための、
彼らによる血も涙もない計画的混乱であることに
群衆は気づかない。
(続)記号
「大事な人生」や「残された時間」
この記号だけで個人は互いに分断可能だ。
実際、これで他の69億の個人をすっかり
忘れることができる。
こうして、記号のテクノロジーは
芸術や法律、規範などの
個人と個人とを結び付ける
およそ空気のような文化圏として
日々呼吸されるすべての記号に
関与することができる。
