物理的エネルギーは
元素の秩序が再結合するための不変的な確実性である。
超物質的な富は
未来を現在から再構成するための実際的な能力である。
未来で返済する富は宇宙には存在しない。
「コスモグラフィー」カテゴリーアーカイブ
LTE(Long Term Evolution)
これまでのテクノロジーが
惑星地球の僅かな都市部にしか
集中しなかったのは
人間の有機体システムが
宇宙でもっとも複雑な局所的な
テクノロジーから形成されたからだろう。
真のテクノロジーは全地球上の
長期的なエボリューションに関与している。
エフェメラリゼーションについて
「形態は機能に従う」
これは20世紀の家電や自動車と住宅を
量産する時の優れたデザイン思想であった。
しかし、形態に魂を奪われる哺乳類の特徴が
それらの産業化を加速したのかもしれない。
自然界では
機能が形態を生み出すのではなく
もっとも効果的な機能は不可視になる。
ーーーーーたとえば重力や風のように
真の機能はモデル化できても
形態化できるとは限らない。
これがデザインサイエンスにおける
エフェメラリゼーションの思想的根拠である。
つまり、現在は科学的原理の発見によって
形態(form)からシナジェティクス(model)へ移行する
懐胎期にある。
富について
エネルギーを生産する側が
資本投資したと主張するテクノロジーは
奪うために生産されているかぎり
それらはあまりにも短命すぎるか
高価すぎる。
バイオスフィアは蓄積された
富そのものである。
富を奪うテクノロジーは
宇宙では例外的である。
デフォルトについて
他者になろうとする試みがつねに失敗するように
自己がデザインされているのは
他者の存在の気づきによってのみ
自己が存在する相補性にあるとしたら
それは誰もが経験する
最初の神秘かもしれない。
存在の出荷状態(デフォルト)には
神秘という省略時選択がある。
バージョンアップについて
OSが替わっても
よいアプリはより多くの人に使われ
より頻繁にバージョンアップされる。
そのバージョンアップの履歴は
より完全な有用さへの
絶えざる改善の歴史でもある。
もっとも効果的で経済的なアプリとシステムを構築するには
高い志と目的意識がなくてできることではないだろう。
しかし、自然の原理は
より多くの人に使われても
永遠にデフォルトのままだ。
原理にバージョンアップがない理由こそ
原理を探究するエンジンならば
そのエンジンにも年式はないはずだ。
過剰について
過剰の反対は不足ではなく
充足である。
惑星地球上の電気エネルギー生産は
すでに充足しているが
充足させないで
廃棄するか
または節約させる経済構造がある。
エネルギー不足という
無知の生産によって
富は巧みに奪われている。
無秩序について
テクノロジーは
他者の犠牲にすることなく
生命活動を拡張するための
テクノロジーの在り方を含んでいる。
たとえば、バイオスフィアのように
電気メータのない電気を使うことも
テクノロジーである。
まちがった電気エネルギーの生産過剰と節約過剰によって
惑星地球上の人為的な無秩序は増加するばかりだ。
事実について
植物は
太陽を信じているわけではないが
光に向かっている。
事実のみに興味があるなら
どんな政治もドグマも信じない
最初の哺乳類になりたいものだ。
有機的(organic)について
抽象的な知識の相互関係を有機的に組織(organize)すると
幾何学的になる可能性が高い。
つまり、モデル化が可能になる。
しかし、21世紀の産業社会では
木の構造をしたグラフ理論のデータ構造程度で終わっている。
組織化を有機的にする場合、
あるいは
有機化を組織的にする場合、
まだほとんど生物構造を模倣しているだけだ。
シナジェティクスにおけるモデル化では
有機体生物(organism)に似ているかどうかは重要ではない。