理解は秩序を探し求める行為に生まれる。
宇宙には理解という働きが存在するということを
自発的に理解しようとすることが偉大な秩序の一部である。
秩序は外部からではなく
増加する経験毎の完全な相互関係から発見される。
SYNERGETICS 1975 ベクトル平衡体とテンセグリティ RBF
理解は秩序を探し求める行為に生まれる。
宇宙には理解という働きが存在するということを
自発的に理解しようとすることが偉大な秩序の一部である。
秩序は外部からではなく
増加する経験毎の完全な相互関係から発見される。
SYNERGETICS 1975 ベクトル平衡体とテンセグリティ RBF
だれも元素をデザインできないように
農夫が野菜のデザイナーでないように
遺伝子工学が生命をデザインできないように
人工物のデザイナーは存在しない。
デザイナーは宇宙の機能を選択するだけである。
そして異なる原理の調整によって真の機能は非物質化される。
自然の核力とは原子核を構成する核子(陽子と中性子)の間に働く力であり、
原子核は核力のもたらす引力(強い相互作用)で互いに結合している。
しかし、核子が互いに極端に接近すると強い斥力が働く。
原子核の構造の安定のために。
自然の核力はつねに包括的である。
感性を求めすぎると経済的に破綻していくという恐怖感は
感性の一部である。感性は絶えざる選択によって維持される。
類推能力も同じだろう。
物理的なリアルな経験に基づかなくとも
物理学が学習できるように数学も理解できるように
思考する習慣から離脱し、
経験なき学習と理解を排除したシナジェティクスは
構造とパターンに関する科学である。
発見された構造とパターンは
物理的なリアルなシナジェティクスモデルに変換可能だ。
この技法は長距離での手裏剣の打ち込みがこれまでの
「一回転打法(引用図)」ではないことを証明している。
ロケットやミサイルのような回転しない弾道飛行をさせるために
私は手裏剣専用のアルミパイプの発射台をデザインした。
標的から垂直方向に遠心力で発射された手裏剣(図示しない)は
その後地球の自転と重力との相互作用を受けて
標的にほぼ垂直に深く突き刺さる。
無回転の長距離打・手裏剣はニュートン力学の実験でもある。
手裏剣の「一回転打法」は弾道軌道を形成しない。
http://www.daitouryu.com/japanese/column/shuriken/col_aikishurikenjutsu04.html
窓から見える緑と風に誘われて仕事の合間に裏庭で手裏剣の練習をする。
私の手裏剣は槍のような棒手裏剣である。
10m離れた的に当てる技法は
棒手裏剣が純粋な円運動から離脱するポイントが
標的に対して直角方向に設定することに気づいた。
それはハンマー投げのリリースポイントと同じ原理だと理解した瞬間だった。
地球から大気圏外に発射されるロケットも同じだ。
SYNERGETICS RBF 1975
この現実を学校はけっして教育しないだろう。
問題を解決するよりも問題を発見する科学的経験主義を除外するのは
学校は問題だらけだから。
法則は証明を必要とする。
証明するための知識だけから法則は発見できないことは証明できる。
全体はどの部分からも推測できない。
シナジェティクスは経験を統合し一般化する思考プロセスに生まれる。
シナジェティクスが発見する原理に伴う数学的証明は
探求者の仕事ではない。
六分儀は地平座標の概念に基づいて
大円を6分割して60度に設計された。
動揺する船から太陽や星などの地平高度角を容易に測定できるるが
航海用六分儀は最初は月距を正確に測定するための装置として発明されている。
そのためには目盛り刻印機 (dividing engine) が
先行して開発されていなければならなかった。
互いに無関係な開発者たちはプリセッションの関係に置かれている。
地平座標
出典 小学館 日本大百科全書