航海用六分儀とプリセッション

六分儀は地平座標の概念に基づいて
大円を6分割して60度に設計された。
動揺する船から太陽や星などの地平高度角を容易に測定できるるが
航海用六分儀は最初は月距を正確に測定するための装置として発明されている。
そのためには目盛り刻印機 (dividing engine) が
先行して開発されていなければならなかった。
互いに無関係な開発者たちはプリセッションの関係に置かれている。

地平座標

出典 小学館 日本大百科全書