シナジェティクス」カテゴリーアーカイブ

手の機能

コウモリの飛行能力は
手の骨格と手の筋肉と皮膚が進化した結果である。
手の指の間の領域が
鳥の水かきから水力を形成するように
揚力を生成する膜面を形成しているからこそ
空中で自在な方向転換ができるばかりか
その大きな手を閉じて(あるいは翼を折り畳んで)
後足だけで逆さにぶら下がることができる。
彼らは夜間の空中を高速で機敏に移動するために
光学的な視力と後足の筋力を失ったのである。
人間の視覚と小さな手は
<思考する精密機械>として機能している。
とりわけ、シナジェティクス・モデリングにおいては。

続)安全側

安全装置(fail safe)とは
緊急時や非常時に
<安全側>に作動するシステムである。
日本製の安全装置は
非常時により権力構造が強化するように
仕込まれていたので
<安全側>にはけっして作動しなかった。
権力構造は
つねにより大きな失敗(fail)によって
維持される反自然そのものである。

安全側

われわれは普段使わない数々の能力を備えている。
誰かがもし視力を奪われて生まれても
自然は彼らがうまく暮らせる方法を編み出す。
自然は安全装置(fail safe)を授けている。
自然はけっして失敗しないシステムを発明している。

自然科学

雑草と共存可能な無肥料で不耕起の
無農薬栽培方法を
もし自然が許容しなければ
どんな植物も成長できなかっただろう。
自然農は自然科学に属する。
自然科学は
日本では単に理系のカテゴリーに属するだけで
自然農は科学として認識されていない。

方向性

無数の選択肢とその組み合わせから
生活する方法は
混乱を回避できない。
選択に恣意性があるかぎり
最適解は存在しないか
最適解がつねに変動している場合
個々の特定の仮説を検証しているだけである。
人間の混乱を回避する知識は
ひたすら増えるばかりである。
生命に方向性を与えるのは
混乱からではなく
無目的に起きる変異を選別する能力だ。
自然選択(natural selection)以上に
より高い秩序は形成されない。

続)具体性について

具体性に置き換えるプロセスは
特許権の取得方法に関わっている。
原理の発見者でなくとも
特許権はその応用技術という
無数の具体性によって取得できる。
原理の発見者の優先権を
法律的に無化するための
グランチ(=法律家資本主義)の最大の戦略である。

具体性について

具体性に置き換える認識上の誤謬は
グランチが意図的に引き起こしている。
武器製造のテクノロジーの歴史では
圧倒的に理系学生の青田買いは
教育的効果の一つとして公認されてきた。
具体性に置き換える認識とその教育は
個々人に小さな権力構造と専門分化の加速とを
手っ取り早く再現する習慣に過ぎない。
具体性に置き換えるプロセスでは
メタフィジックスへの認識が
ほとんど生成されないばかりか
観察行為が不在になるように
試験を前提にした学習などによって
情報が予めパッケージされるのである。
そして、未知なる存在への探査方法の情報は
このパッケージには含まれていない。
未知なる存在への探査こそ
具体性に置き換える認識方法を
破壊するシナジェティクスの起源である。
シナジェティクスは存在のすべてを扱うのである。

シナジェティクスの方法

バックミンスター・フラーの
シナジェティクスにはいくつかの間違いが存在する。
他人とは違う新しい事を探究する過程で
他人の間違いを指摘するのも科学論文に成り得る。
しかし、それらの論文が
シナジェティクスを前進させたことはない。
シナジェティクスは
シナジェティクスを探究する過程で
先行する概念をより包括するシナジェティクスを生成する。
包括する行為は
陳腐化する行為から生まれない。
包括的理解は
自らの経験を秩序化するプロセスを含む。
シナジェティクスは
シナジェティクスをより包括する方法を発見する。
その発見には、Webに公開されたバックミンスター・フラーの
テキストとビデオ講義で十分だ。