シナジェティクスの理論開発者もいない。
その指導者もいない。
何をなすべきか教えてくれる人は誰もいない。
それはシナジェティクス原理を発見するための
最良の条件である。
どのような状況からでも
シナジェティクスモデリングを始めることができる。
手は思考する精密機械であると同時に
作業仮説の直観的な実践者でもあるから。
そして、群れのための思考言語の最初の破壊者である。
「シナジェティクス」カテゴリーアーカイブ
2つの加速度
エフェメラリゼーションは
物質とエネルギーだけではなく時間に対しても共に加速する。
クリティカル・パスを学ぶだけではなく
デザインサイエンスを実践することで
はじめてこの2つの加速度を理解し経験できるだろう。
つまり、自分と宇宙との相互作用のことを。
改革者
政治的・経済的な改革者は
人間の根源的変革に対してではなく
社会システムに対して
もっとも有効な防御機能を果たしているように見える。
彼らはこれまでの思考様式
およびその全過程を否定する行為に対して
巧妙に回避するばかりではなく
むしろ妨害するシステムに従事しているだけである。
彼らの思考言語をことごとく否定できる
唯一の愛(=cosmic integrity)からより遠ざかるのは
その見えない統合力をもっとも怖れているからだ。
——–重力に対するように
距離からはけっして逃れることができないにもかかわらず。
シンタックス生成法
方法論は
理論、概念、理念の収集と編集であるが
モデル言語は
それらを構成する基本言語とその生成である。
独創的な方法論には
モデル言語の生成が含まれている。
モデル言語は
個人の独自な経験における一般化に関わっている。
経験の一般化によって
シンタックス(体系、配置)とセマンティック(意味)が
直接的な相互作用をするのである。
独創性は
個人の特殊な経験の違いに求めるよりも
経験の一般化に求められるだろう。
シナジェティクスは
シナジェティクスモデリングの過程において
シンタックスとセマンティックの相互作用の統合化、
つまり、モデル言語の生成とその統合化を
探査しているのである。
蜘蛛産業
圧縮の反対は膨張ではなく
引張りである。
圧縮強さは破壊荷重を断面積で割った値である。
引張強さは細長い材料の断面積で割った値だけでは決まらない。
蜘蛛の糸のように
螺旋構造とβ構造のハイブリッド構造における張力は
物質の表面に移動するからだ。
蜘蛛の糸の驚異的な強度は、断面積だけではなく
その表面積にある。
さらに、蜘蛛の糸の強度や弾性力は糸の含水率に関連し
水分を含んでいれば粘弾性は3倍に変わる。
1990年には、クモ糸を作りだす遺伝子を組み込んだバクテリアに
糸を生成させる軍事的なバイオテクノロジーによって
鉄の5~10倍の張力を獲得している。
現在、すでに伸度と弾性率においても
天然糸を超えた特性をもった人工繊維の合成に成功している。
自己放棄
本質的なテンセグリティを再現するには
あるがままのテンセグリティを見る以外にはない。
テンセグリティは
<より重要な部分>を完全に放棄する方法に到達している。
完全な自己放棄によって
テンセグリティの存在方法と共鳴することができる。
最初のトリムタブ
必要な道具にも関わらず
これまで存在していない
あるいは存在できなかった道具類を
考案し独自に制作する<仕事>にはけっして失業がない。
脱工業化社会の前に
個人が生活のために働くことから脱しなければならない。
どんな職業にもできないことは
それを最初の<仕事(=トリムタブ)>にすることである。
続)作業仮説
自然は異なった物質が互いに結合する時
分子間引力を利用する。
しかし、電磁気学的原理が発見される前に
ライト兄弟は複翼機の軽量化と剛性化のために
すでに張力材を使用している。
反検索的
経験を蓄積し、経験によって生きていくために
人々は書物から読み始め検索で準備する。
知的探検とは
未知から始めることである。
その結果は
未来の他者から読まれ検索されるだけである。
作業仮説
人間のために建造されたほとんどの建築空間は
自然の原始的な変容だけではなく
人間が作り出す基本的な概念の変容に対して
その建築空間を生み出した思考自体と共に
危険な障害物となる。
大多数の建造物の寿命は人間の平均寿命よりも
短命であるにもかかわらず、
宇宙空間がつねに静止的であるという
19世紀的な作業仮説ゆえに。
